幻のピアノ『大橋幡岩モデルのディアパソン』を復活させたい!

幻のピアノ『大橋幡岩モデルのディアパソン』を復活させたい!
「和製ベヒシュタイン」と称される大橋幡岩設計の「ディアパソン」。特に製造台数が少ないとされているのが「183型」。日本のピアノ製造の歴史において、貴重なこのピアノを後世に残していきたい…

はじめに・ご挨拶

こんにちは。千葉市美浜区まぁちおんがくきょうしつです。
当きょうしつは『お話しぴあにすと・まぁち』こと川手義啓(以下まぁち)、ピアノ・声楽担当の『いほり先生』こと沢田いほり、広報・受付担当のマネージャ川手佳世の3人で運営しております。

千葉県千葉市JR京葉線・稲毛海岸駅徒歩7分、稲毛高浜北団地内の閑静な団地の中にきょうしつがあり、
ピアノ・声楽・大正琴を指導しております。

【まぁちおんがくきょうしつはこちらにあります】
https://goo.gl/maps/rSwSZf47w3wcxAVB8

【まぁちおんがくきょうしつHP】
https://kawate-comodo.com

1990(平成2)年3月、まぁちが大学在学中より高校生の音大受験の指導を始めたことをきっかけに、インストラクターとして活動を始め、平成9年まぁちおんがくきょうしつの前身となる「かわてピアノ教室」を開設しました。それから30年以上の間、老若男女問わず地域の方にまぁちの指導をうけていただき、中には音楽大学へ進学した方もいらっしゃいます。
平成21年、一度教室を閉鎖し音楽から離れた時期もありましたが、2014(平成26)年に「まぁちおんがくきょうしつ」を再開し現在に至ります。(このあたりは、まぁちのプロフィールで詳しく触れさせていただきます。)

またまぁちは、YouTubeアカウント「まぁち『曲紹介』TV」のお話ぴあにすと『まぁち』としても活動をしており、幅広い年代の方に初級の方のピアノ演奏法やバイエル・ブルグミュラーなどの教則本についての解説や見本動画などを配信しております。

このプロジェクトで実現したいこと

現在当きょうしつでは、現在古く味わい深いピアノでピアノの指導をしております。

「DIAPASON」と書かれたこのピアノ…このメーカー、わかりますか?

このピアノは”日本でヨーロッパ製のピアノに負けない理想的なピアノを…”という高い目標を掲げて、第二次世界大戦後、当時天才的技術者といわれた大橋幡岩(おおはしはたいわ)さんが、世界3大ピアノの一つであるドイツのベヒシュタインをモデルにして設計製作されたピアノで、「DIAPASON」(ディアパソン)というメーカーなんです。
「ディアパソン」という名前を初めて聞いたかたのいらっしゃると思いますので、もう少し詳しくディアパソンのお話をしますね。

【ディアパソンピアノの歴史】
「ディアパソン」は、第二次世界大戦後、日本にピアノ自体がほとんどない昭和23年に『日本でヨーロッパ製のピアノに負けない理想的なピアノを』という高い目標で、当時天才的技術者と言われた大橋幡岩(おおはし・はたいわ・当時のヤマハ楽器の技術部長)が、ドイツのベヒシュタインピアノをモデルにして理想的なピアノをめざして設計、製作されたピアノが「ディアパソン」なんです。

1948(昭和23)年に静岡県浜松市に「浜松楽器製作所」が設立(その後1949(昭和24)年に曳馬木工所と合併し、浜松楽器工業株式会社になりました。以下浜松楽器)し 、大橋幡岩が理想としたピアノを設計・作成し「ディアパソン」はここで作られていきました。実は日本人がゼロから設計したのはこれが初めてとされています。しかしコストを度外視し品質にとことんこだわって作られていったため、浜松楽器は1958(昭和33)年に、思想設計を継承することを条件にカワイ楽器の傘下に入り、会社は事実上消滅しました。その後1986(昭和61)年、カワイ楽器の傘下に「株式会社ディアパソン」が設