伊豆の入り口函南町に理想のキャンプ場を一から創りたい!

伊豆の入り口函南町に理想のキャンプ場を一から創りたい!
本当に好きな事を仕事にしたくて、13年間務めた会社を6月末に辞めました。長年キャンプをしている中で、こんなキャンプ場が有ればな~って思いつく度に溜め込んだアイデアリストは200件超。お金も知識も今は足りないですが、行動力とキャンプが好きって気持ちだけで、理想のキャンプ場を創ってみせます!!

はじめまして。静岡県田方郡函南町に住んでいる渡部竜矢(わたなべたつや)39歳です。
趣味はキャンプと釣りと音楽です。
長いこと勤めていた都内のIT企業を6月末に退職し、昔からの夢だったキャンプ場開拓に挑戦することにしました。

アマゴが釣れた直後の笑顔!

キャンプ場で食べていくことを決意するに至った10年間の経緯です。(長いです…!)

キャンプを始めたのはちょうど10年前。
amazonで買った5000円のテントを携えてこぢんまりとしたフェスに出かけたのがはじまりでした。
音楽を聴きに行ったはずなのに、そこで聴こえた鳥の歌声や、蝉同士の会話や、木の葉のざわめきや、せせらぎの音や、極めつけは燃える木の爆ぜる音に、なんでこんなに惹きつけられるんだろう?と不思議に思ったことを覚えています。
キャンプと言えば焚火ですその日以来焚火の魅力に取り憑かれて、でもその頃住んでいたのは新宿で、周りをどれだけ見渡しても、通報されずに火を燃やせる場所なんてどこにも無いって事に気づきました。

20代を都会で過ごすのは楽しかったけれど、その時改めてかねてから感じていた違和感について考え直しました。

  夜になっても暗くならならないな

  最後に土を踏んだのはいつだったかな

週末に自然を求めて東京から脱出するための渋滞にハマるだけでもう疲れてしまう。
東京近郊で田舎に越すならどこだ?って本気で考えた時、結論はすぐに出ました。
東京からの同心円上で比較した時に、海も山も川も総合的にクオリティが高いのは伊豆だと僕は思います。

熱海の周辺にバブルの頃に建てた別荘が余ってる、と知った1か月後には函南町(熱海の隣町)の別荘地に引っ越してたのが5年前。
そして新幹線で毎日東京に通う生活にいよいよ嫌気がさしたのが1年前。

キャンプを始めた10年前からずっとあくまでおぼろげながら頭に有った「いつかキャンプ場を作って、管理棟で好きな音楽かけて、たまに小さいフェスやって、アウトドア好きな仲間が毎週末集まってきたりとか、そんなことできたら本当に楽園だな」って夢が、本当にただの夢なのか?本気でやれるとしたら?

そんな考えが現実味を帯び始めてからのこの1年間、何かに取り憑かれたように伊豆の林道を隅々まで走り周りました。
良さそうな場所を見つけたら分け入って確認

ここがキャンプ場になるかも?と思いながら走る山道はさながら宝探しで、毎週末暗くて周りが見えなくなるまで走っては、ああもう今日の探検は終わりか…!という感じの日々でした。
暗くてボールが見えない!もっと遊びたいのに悔しい!っていう少年時代の気持ちを、久しぶりに思い出しました。

この1年で1万km以上、伊豆の北半分の林道はほぼ全て走ったと思います。
キャンプ場の候補地に出会う度に打ってきたGoogleMapのピンが200を数える頃、ようやく富士山から駿河湾まで綺麗に見える理想的な高台を見つけました。

最初にこの場所に出会った日の夕陽

でも明らかに元々は畑だった土地で、ここまで出会った他の候補地と同様に、転用できない農地か…と思いながら、何度も繰り返したようにダメ元で地番を調べて地目を探って、土地管理台帳に書かれた「原野」って文字を2度見した時のことを良く覚えてます。
(※過去に農地から原野に転用済みのためキャンプ場として利用可能。)

更に所有者を調べて、慎重に周りの知人からツテを探ると、引っ越してきてから一番仲良くしている友達の同級生のお父さんの土地でした。

スピリチュアル的なものには全然興味無いんですが、もう