ベトナム・ベンチェー省の枯葉剤犠牲者&孤児が暮らす保護センターに支援を届けたい。

ベトナム・ベンチェー省の枯葉剤犠牲者&孤児が暮らす保護センターに支援を届けたい。
今年でアメリカ軍の枯葉剤散布から60年を迎えました。ベトナム戦争が終わり46年経過し第4世代が産まれる現在でも枯葉剤の影響を受けた新生児の出生や枯葉剤被害に苦しむ人々が特に多いベトナム南部のベンチェー省に暮らす枯葉剤犠牲者の子供達と孤児が暮らす保護センターに支援を届けたくプロジェクトを立ち上げました

アーでは、ベトナム戦争の悲惨さ残虐、戦争犯罪の証拠を展示している東南アジア入場者数1位を記録した戦争証跡博物館とベトちゃんドクちゃんのドクさんと協力し、”オンライン・アカデミックツアー”という形でZOOMを通じて戦争証跡博物館の館内解説とドクさんとのオンライン交流を実施し、世界中の人々に平和の尊さ・戦争の悲惨さを世界中に発信してきました。

(左から日本人スタッフ新井、ベトちゃんドクちゃんの”ドクさん”、弊社会長の眞々田、戦争証跡博物館のタオ館長、ホンバン国際大学日本語学科の元日本語教師のハイ先生)

オンラインツアーを実施していく中で、ドクさんとの交流や戦争証跡博物館の展示写真を見るたび心が痛くなり、私達も今まで以上により多くの枯葉剤の犠牲者を支援していきたい気持ちが強くなりました。
そこで、戦争証跡博物館のTran Xuan Thao館長と枯葉剤の犠牲者を代表してベトちゃんドクちゃんのドクさんと何度も支援プロジェクトの打ち合わせを行い、今年は枯葉剤が散布されて60年になることを知り、枯葉剤犠牲者の方への多くの支援を行うことに決めました。
タオ館長からメコンデルタの農村地域でホーチミン市から約2時間の所にあるベンチェー省の「エージェント・オレンジとダイオキシンの犠牲者&ベンチェー省の子供たちの権利保護の会」を紹介頂きました。

「エージェント・オレンジとダイオキシンの犠牲者&ベンチェー省の子供たちの権利保護の会 」がある、ベンチェー省はホーチミン市に訪れた観光客であれば誰もが訪れる人気No.1観光地のメコンデルタクルーズで訪れるところで、コロナ禍前は毎日大型バスで日本人観光客が訪れていた日本人にも馴染みのある場所で、私達が毎日ツアーでお世話になっているヤシの木が生い茂るこの地域も数十年前は枯れ果てた地域でした。

「エージェント・オレンジとダイオキシンの犠牲者&ベンチェー省の子供たちの権利保護の会 」は、
ベトナム枯葉剤被害者(VAVA)協会、ベトナム子どもの権利保護協会、ベンチェー省ベトナム祖国戦線委員会の会員で、ベンチェー省の枯葉剤の犠牲者・子ども達の正当な権利を保護する自己資金や寄付で運営されている慈善団体で、枯葉剤・ダイオキシンの犠牲者の家を運営しています。
枯葉剤・ダイオキシンの犠牲者の家 【主な活動目的】
・「枯葉剤・ダイオキシンの犠牲者の家」 の運営
・枯葉剤の犠牲者、貧しい子ども達の生活支援
・貧しい学生や枯葉剤被害や生活環境など困難を克服するための奨学金制度
・枯葉剤の犠牲者家族の生計のための支援金制度及び医療支援
・障害者、枯葉剤犠牲者、障害児、貧しい子ども達の保護及び生活支援
・子どもの権利を保護するための活動(ベトナム政府により承認された子どもの権利に関する法律及び国際条約の規定に従って子どもの権利の乱用のすべての行為の防止活動)

エージェント・オレンジとダイオキシンの犠牲者&ベンチェー省の子供たちの権利保護の会とプロジェクトの支援内容について相談を行い、42人の枯葉剤犠牲者のリストの存在を知りました。
リストにはベンチェー省のMo Cay Nam区及びMo Cay Bac区に暮らす42人(うち13名が未成年)の枯葉剤犠牲者の個人情報と病気・症状などの情報が記載されています。

写真左:Do Minh Thuちゃん(5歳) 写真右:Nguyen Thi Minh Thuongちゃん(16歳) Do Minh Thuちゃん(5歳)の両親は貧しく、低賃金の仕事し