Terrace 舞洲キッチン
2019年春に第1回てへぺろキッチンを此花区社会福祉協議会と共催という形で開催。レストランの一部をイベント会場として使わせて頂き、30名のお客様に接客させて頂きました。
地元のケーブルテレビでも取り上げて頂き、規模こそ小さかったものの、今まで味わったことがないような感動を味わうことができました。
てへぺろキッチンカープロジェクトを
立ち上げるきっかけになった
てへぺろイベント皆勤賞のMさん
「私まだ新人ですねん😝」でお客さんの笑いを誘う
プロピアニストの生演奏も🎶
私の息子はまだ1歳でした
第1回てへぺろキッチン実行委員
同年秋開催の第2回てへぺろキッチンでは規模を拡大。
此花区中の介護事業所に私が声をかけて周り、いくつかの介護事業所が新たに参加。第1回イベントでお客さんとして参加された(隣接する)福島区の介護事業所の方も「参加したい!」と言って下さり、それら複数の介護事業所の利用者さんを中心に、認知症を抱えながらも、明るくキュートな地域の高齢者の方々にスポットライトを当て、イベントの趣旨に賛同してくださったお客様 80名を相手に、最高の接客でもてなし、さらなる大感動を生みました。
接客前の爪磨き。オシャレは爪から。
すっかり乙女の表情に♡♡
総勢20名のホールスタッフの面々
「ここやったな」と、毎回テーブルを間違えても大丈夫。それもまた楽しい😊
注文した料理と別の料理が運ばれてくるかもしれない。
それ以外にも様々な失敗や間違いがあるかもしれない。
それでも、「てへ」っと照れ笑いを浮かべ、「ぺろ」っと舌を出した、この上なくキュートな高齢ホールスタッフを、お客さんの側が受け入れ、許し、さらに楽しんでしまえば、それはもう失敗でも間違いでもなくなり、マイナスがプラスに転じるという、体験型のエンターテイメントにさえなりうる。
我々はイベントを通して深くそれを体感しました。
あけみ&ヒマナスターズ
ボーカルのあけみさんは認知症を抱えています
あけみさんの歌声は本当に心に響き
会場を一つにしてくれました
有名な介護雑誌で取り上げて頂きました
「また開催してほしい!」という声をたくさん頂いて、2020年の春に第3回「てへぺろキッチン」開催が決定していました。
様々な告知もし、グッズ製作や集客も順調に進んでいる最中での新型コロナウイルス感染症の発生と拡大。世の中の空気は一変し、イベントは中止せざるを得ませんでした。
昨年と今年はコロナ禍で開催することができていません。
その間で亡くなられたイベント参加者(95歳で受付嬢デビューを果たした方)もおられます。
何かできることはないか?
高齢になっても、認知症を抱えていても、こんなにも輝ける場がある。
そんな場をまた「てへぺろキッチン」プロジェクトメンバーと作りたい。
そんなことを、このコロナ禍の閉塞感で満たされた社会の中でずっと考えていました。
すると、ある映像が私の頭の中で浮かんできたのです。
屋内で人を大勢集めて、が難しければ、屋外で密を作らない形での接客なら、実現の可能性は一気に上がるのではないか?
可愛いデザインのキッチンカーで街に繰り出し、車に乗り込んだ「てへぺろキッチン」ホールスタッフのお婆さんたちが売り子になって、笑顔でお弁当を買いに来た人たちと交流する。
こんな可愛いキッチンカーが
手に入ったら…(画像提供photo AC)
「唐揚げ弁当ちょーだい!」と言って「はいはい、ちょっとお待ちくださいよ」と返事