◎ご挨拶◎
今回の「薬湯山塩」商品化を通して、たくさんの方と「おいしい」を共有できる素敵な時間が生まれるだろうと、ワクワクドキドキしています。
わたしたちの大好きな新潟県十日町市は、周囲を山に囲まれた盆地にある里山です。
そんな海のない地域に、1200万年前の『化石海水』と呼ばれる遥か昔の「海水」が温泉の源泉として湧き出しています。
この不思議な源泉によって松之山温泉は古くから湯治場として栄え、群馬県の草津温泉、兵庫県の有馬温泉と並び 「日本三大薬湯」と呼ばれています。
今回、皆さまにご支援いただきたいのが、この化石海水を使って、昔この地域にあったと言われる「塩づくり」をできる限り自然環境に負荷をかけない持続可能なモノづくりの形で復活させ、「海のない地域でつくる太古の山塩」を商品化する
というプロジェクトです。
もっともっと多くの方に、松之山の化石海水が生み出す奇跡とロマンを体感してほしいと思い「薬湯山塩」の一般販売を実現させようと始動しました。
わたしたちはこの塩づくりを通して、ここ越後の豪雪の恵み、自然豊かな里山やおいしい湧水など、唯一無二のこの地の魅力を伝えていきたいと考えています。
たくさんの方にご賛同いただき、そしてご支援をいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。
◎松之山温泉の特徴◎
松之山温泉は「日本三大薬湯」のひとつで、戦国時代に上杉謙信の隠し湯だったとも言われています。
源泉が95度の高温で湧出しており、寒い冬でも湯冷めしにくい塩分濃度の高い温泉は薬効成分が高く、観光地としても人気があります。
そして、この温泉のもうひとつの大きな特徴が、
約1200万年前に地殻変動によって閉じ込められた海水が地圧によって湧出しているという点です。
日本で一般的な火山型とは異なる「ジオプレッシャー型」と呼ばれる温泉で、地下3000メートルに貯留された化石海水が地層の亀裂から異常高圧・高温で吹き出しています。
世界でも希少な地質学的にも特殊な温泉で、現在確認されている同型温泉は海外ではメキシコに1箇所、日本では松之山を含め数ヶ所しかありません。
そんな温泉から塩を作ります。
悠久の時を越えて現代に湧き出す温泉からできる太古の山塩、それをみなさんにお届けしたいと思います!
◎なぜ塩を作ろうと思ったのか◎
塩っぽい温泉がそこにあったから ――
夜通し焚火をしながら温泉水を土鍋にかけていたら塩ができた ――
みんなで作り上げるのが面白かった ――
できあがった塩の結晶がとても綺麗だった ――
おにぎりにして食べたらびっくりするほど美味しかった ――
きっかけは思いつきで開催した「塩キャンプ」でした。
塩キャンプは、パチパチと薪をくべながら炎をぼーっと眺め、話をしたり、思い思いに過ごすひととき。
そんな至福の時間を過ごすイベントです。
そこから生まれたおいしい塩。
これは…
間違いなく、この地域の宝。
そして何より塩は、人間にとって必要不可欠なもの。
この土地の恵みとしてもっと知られるべきなのでは、と思いました。
イベントを重ねるごとに「美味しい」「欲しい」「商品化して欲しい」という声 ――。
加えて、何かに導かれるように必要で必然的なメンバーとの出会いが続き、商品化を進めたいという想いになりました。
◎「薬湯山塩」とは◎
安心・安全
1200万年前の化石海水が湧き出した温泉で作られた塩、マイクロプラスチックや放射能等による海洋汚染の影響を心配せずに、あらゆる人に安心して召し上