はじめに・ご挨拶
ご覧いただきありがとうございます。ヘリテージトラスト㈱の角野成明です。滋賀県栗東市で「将来の世代のために場所や風景、物、伝統、文化の保存と継承したい」と思い起業しました。
滋賀が誇る文化的に重要なかけがえのない遺産資源ともいえる、食文化を次世代へ伝えていきたいとの思いを持って活動します。
その一環として水産資源の永続的な確保の観点から事業として放流に取組たいと考え今回こちらで放流資金募集いたします。
このプロジェクトで実現したいこと
琵琶湖の食文化の原材料である湖魚を永続的に確保できるよう、滋賀県野洲市のBIWAKO DAUGHTERS(ビワコドーターズ)と共同で琵琶湖固有種のニゴロブナ(鮒ずしの原料などに使用)の放流いたします。募集返礼品に応じた匹数に加え、募集金額1,000円につき15匹を放流します。
返礼品の一部にBIWAKO DAUGHTERSでご利用いただけるお買物券、や同店開発の※ 「びわこちっぷす」(原材料に琵琶湖の鮎使用)などを用意します
※ 「びわこちっぷす」 原材料に琵琶湖の鮎が入ったお菓子。柚子風味の「びわこちっぷす」と、柚子胡椒がきいた「BIWAKO CHIPS」の2種類が発売されている。「びわこちっぷす」には、琵琶湖に住む魚のイラストと豆知識カード(ヨシ紙)が。「BIWAKO CHIPS」には、琵琶湖を代表するプロアングラー(プロの釣り人)の秘密情報が描かれたカードがついている 。
プロジェクトを立ち上げた背景
琵琶湖における年毎の漁獲量、琵琶湖の漁業従事者・就業者数は以下グラフのように年々減少しています。
平成以降の琵琶湖の漁獲量の推移(出典)平成元年~29年度滋賀県統計書 漁業、魚種別漁獲量(琵琶湖)をもとに作成
琵琶湖における漁業従事者・就業者数の推移
(出典)滋賀県農政水産部水産課(2019)『平成30年度滋賀の水産』から引用
漁獲量の減少に伴い、琵琶湖の漁業従事者・就業者も減少しており、漁業をする人にとって、今後漁獲量が減る中、生計をたてることは極めて困難だと思われます。
参考文献:既定ではないブログ「琵琶湖の漁業は厳しい状況だ-統計を見て考える」 https://undecided-blog.com/lake-biwa-fishery/
このままでは琵琶湖の漁業、食文化か失われてしまう、そこで『滋賀の食文化を次世代へ伝えていきたい』!!との思いから今回の「琵琶湖固有種放流」プロジェクトの立ち上げとなりました。
これまでの活動
「BIWAKO DAUGHTERS(ビワコドーターズ)」を手掛けるFLOATING LIFE(フローティングライフ)(滋賀県草津市)ではこれまでにも「びわこちっぷす」(前述)の収益から固有種(ニゴロブナ・ワタカ等)放流は実施してきました。
漁師さんが獲った鮎 → ビワコチップス → 県内外の琵琶湖利用、観光者に食べて頂く → 売上の一部を稚魚放流、環境保全活動に充当
以下ご参照ください。
・BIWAKO CHIPS 2021第1回放流活動! | 琵琶湖レンタルボート ボートヤードフロントラインのブログ (ameblo.jp)
・【外来魚】バス釣り師が琵琶湖で放流!?【固有種】 – YouTube
しかし上記の取り組みでは資金の源泉を「びわこちっぷす」の収益としており、一回の放流量も数千匹から1万匹を少量にならざる得ない状況です。
そこ