奇跡の花火をもう一度!鼠ヶ関花火大会を実現したい!

奇跡の花火をもう一度!鼠ヶ関花火大会を実現したい!
【花火打ち上げプロジェクト】コロナ禍が続き閉塞感漂う故郷「鼠ヶ関」(ねずがせき)に勇気を与え、活力を取り戻すきっかけをつくるための花火打ち上げプロジェクトです。ご支援いただいた全ての方に開催日時の特別なお知らせをさせていただきます。応援よろしくお願いします!

‖ ご挨拶「はじめまして、実行委員長のイカ侍と申します。」

こんにちは、実行委員長の佐藤 丈典(さとう たけのり)です。鼠ヶ関(ねずがせき)で創業約100年の鮨屋を営みながら観光協会の支部長を務めております。
昨年の鼠ヶ関では全ての魚イベントや海水浴が中止となり、これまで経験したことのない静かで寂しい一年でした。残念ながら今年もそれが続いています。「そんな地域を元気にしたい!」という熱い想いで花火打ち上げプロジェクトを立ち上げましたので、どうか応援のほどよろしくお願いします。
※写真は2018年6月に撮影した「うまイカ、干しイカ、イカまつり」イベント時のイカ侍(佐藤丈典)
‖ 海と暮らす。港マチ鼠ヶ関のご紹介

山形県と新潟県の県境に位置する鶴岡市鼠ヶ関は417世帯1092人の集落です。平安時代には白河関・勿来関とともに奥羽三関と呼ばれ、日本海側に位置する東北地方への玄関口となっていました。
主要産業は水産業で10人に1人は漁業関係従事者です。県内有数の鼠ヶ関漁港ではスルメイカ、ハタハタ、マダラ、ズワイガニなど四季を通じた多種多様な魚介が水揚げされます。中でも「紅エビ」と呼ばれる甘エビは、日本でも5本の指に入るほどの水揚げ量です。
また、マリンスポーツやアクティビティも盛んで、週末になればマリンレジャーを楽しむ多くの方々が訪れます。
‖ 惜しまれつつ幕を閉じた、鼠ヶ関花火大会

このプロジェクトで実現したいことは花火の打ち上げです。今から21年前まで、鼠ヶ関では毎年8月2日に花火大会が開催されていました。その始まりは古く、戦後に起きた大火を乗り越え絆を深めようとしたのがきっかけだったそうです。そこから住民に愛され50回続いた花火大会。しかし、長引く平成の大不況により運営が困難となり、2000年に惜しまれつつも静かに幕を閉じました。
‖ 閉塞感を打破する!花火に託した想い

それから時が経ち、昨年のコロナ騒動。皮肉なことにそれがきっかけで鼠ヶ関の花火大会は一夜限りの復活を果たします。鶴岡市内で毎年40万人規模で開催されていた「赤川花火大会」がやむを得ず中止となり、「かわりにどこか小さくてもいいので打ち上げられないか?」という話が6月頃に舞い込んできたのです。
「閉塞感が漂う空気を一変させたい!」そんな想いで、16人の有志が集まり実行委員会を組織しサプライズで打ち上げることを決めました。
‖ 空が笑った!?奇跡の幕開け

感染拡大防止対策として住民へのアナウンスは前日の夕方まで行わず、準備も目立たないように進めました。全てが整いあとは打ち上げるのみです。
ところが、打ち上げ当日9月26日のお天気はどうも不安定。スタッフは朝から心配でそわそわしっぱなしです。こういった時はいやな予感が的中します。開始30分前に恐れていた雨が激しく降り注いできたのです。「これは中止になるかもしれない。」と誰もが思った開始1分前、空は突然微笑みます。「これまでの雨は開始を告げるドラムロールでした。」と言わんばかりにサッとあがっていきました。
‖ 包まれた感動。芽生えた「生きる勇気」

会場の浜辺に集った地域住民は約300名。花火はかつてと同じ港防波堤から打ち上げられました。
奇跡のような演出で始まった打ち上げ花火は、マイケル・ジャクソンの名曲”Heal the World”の音符にのってリズミカルに舞い上がり、夜空を次々に彩ります。
見学者は花火を見つめながらかつての思い出を幾重にも重ねたことでしょう。6分50秒という短い時間でしたが、凝縮された特別な時間。曲終わりにこ