はやがて「豆を卸販売」するだけでなく、付加価値を高められる「収穫・焙煎体験=コーヒーツーリズム」へと発展していき、私たちの農園に訪れてくれる人が少しずつ増えていきます。
コーヒーは、野菜農家をしてただけでは絶対に出会わなかったような方々とのたくさんのご縁を運んできてくれました。例えば、中山コーヒー園のコーヒー豆がヨーロッパで売られているという、グローバルな取り組みも始まっています。また、グアテマラのGOOD COFFEE FARMSさんとの交流も生まれ、東京、京都、福岡など、全国のロースターさんの勉強会の会場としても使用していただきました。
コーヒー業界は、コーヒーを生業としている「その道のプロフェッショナル」の方が多く、面白い方と結びつけてくれる不思議な力があります。コーヒー独特の魅力なんだと感じています。
我々の農園は、とてもに恵まれた豊かな自然環境の中にあります。
都会の騒がしい音は聞こえず、鳥のさえずりや草木が風にそよぐ音だけが聞こえてきます。
沖縄のコーヒーの魅力を五感で伝えられる貴重な場所だと感じています。
我々の世界を広げてくれたコーヒーと土地への感謝の思いを持って、この農園に、ゆっくりと滞在してもらえるコミュニティースペースを作ろうと思いました。
コーヒー農園の中に、ゆっくりとそのコーヒーの魅力、やんばるの自然の魅力を知ってもらえる場所があることが、きっと、将来的に沖縄のコーヒー生産地としての価値向上やコーヒー農業の発展にも繋がっていくと信じています。そんな沖縄のコーヒーの未来に一番ワクワクしているのが私たちです!
5年後、10年後は我々の世代ですが、50年後、100年後の孫の世代にも、沖縄のコーヒーが、生産地としての魅力を持ち、新たな地場産業として沖縄を盛り上げていけるように、という願いを込めて、このスペースを作りたいと決心しました。
これまでの体験受け入れには大きな課題がありました。
それは、農園にトイレや飲食スペースが無かったので、収穫体験だけ農園で行い、あとの精製や焙煎作業は、近隣のカフェに移動して行っていたので、農園でゆっくり寛いでいただくことができなく、移動時間が多かったり、急な観光のお客様を受入れができませんでした。
そこで、我々は銀行から借り入れして、自分たちで出来る整備は少しずつ開始しています。
これまでに、下記の整備が進んでいます。
・浄化槽を入れ、ゲスト用の水洗式トイレも設置完了
・重機を借りて土地をならし、ウッドデッキの設置の設置(途中)
・ワークスペース、倉庫用の建設の建設(途中)
本当であれば、観光の受け入れ増による収入増で、さらなる農園整備を行っていく計画でしたが、コロナの影響で、ほぼ2年間、当初の収支計画を大幅に下回っています。今回、このクラウドファンディングで、皆様のご支援をいただき、農園整備の続きを行い、コロナが落ち着いたら、笑顔でお出迎えできる環境をつくっていきたいと思っています。
沖縄コーヒーが、単なる「珍しい国産コーヒー」という希少価値だけで終わってしまうのではなく、沖縄の風土、栽培のこだわり、土づくり、鳥のさえずり、花のにおい、それら全部を届けたい。そのために、皆さまにゆっくり滞在していただき、「忘れられない1杯のコーヒー」を提供できる場所づくりが必要です。
ぜひ、ご支援いただけたら幸いです!!
我々が行っているコーヒーの収穫・焙煎体験について少しご紹介させていただきます。
「1杯のコーヒー」が提供されるまでには、「収穫、精製、乾燥、焙煎、抽出」といった様々な