若狭地方の美しい暮らしを伝える「布絵ギャラリー」を開設したい

若狭地方の美しい暮らしを伝える「布絵ギャラリー」を開設したい
福井県の若狭地方は、海・山・川・湖の自然に恵まれた美しい土地です。若狭地方の美浜町に住む渡辺弘子さんは、祖父母の代からの漁師町の暮らしを布絵で綴り続け、作品は海外でも高い評価を得ています。ぜひこの地を訪れて布絵と自然の素晴らしさに触れて欲しい。布絵ギャラリーの開設を応援してください!

られます。

歳時記 部分(5月)1992年(135×31cm)

■昼下がり(ひるね) 1989年(41×51cm)

■火のし 1998年(40×70cm)

■柘榴 1997年(52×43cm)

2014年フランス ボージョレのキルトの祭典「キルトEXPO・ボージョレ2014」に招聘された時の会場風景

布絵ギャラリーは瑞林寺や三宅彦右衛門酒造のすぐ近く

渡辺弘子さんの住まいの近くには、さだまさしさん原作の映画『サクラサク』の舞台になった瑞林寺(ずいりんじ)があります。さだまさしさんのお父さんはかつて瑞林寺の離れに住んでいて、魚屋を営んでいた渡辺弘子さんの夫の祖母とご縁がありました。また隣は「早瀬浦」の銘柄で有名な、享保3年創業の三宅彦右衛門酒造です。早瀬は商家風の面影のある古民家も見られる趣のある町並みですが、残念ながら空き家もかなり目立つようになりました。

⬆️渡辺弘子さんの住まいのすぐ近くに瑞林寺があります

⬆️この路地を曲がったところに渡辺弘子さんの住まいがあります

住まいの一部を利用してギャラリーに改装したいのです

私たちが「渡辺弘子布絵ギャラリー」を開設しようとしているのは、渡辺弘子さんの住まいと道路を挟んだ離れの建物です。家族が多い時代には住居として使っていました。ここでお母様の介護もされていたので、トイレやお風呂場はバリアフリーになっています。あたたかな生活感を生かしながら、ギャラリーとして使えるように改装したいのです。

⬆️渡辺弘子さんの暮らし、まさに布絵の世界です

⬆️この家に来るだけで癒されます

私たちが布絵を管理してみなさまをおもてなしいたします

渡辺弘子さんの作品を見たいとわざわざ訪ねてくださる方もいらっしゃいますが、もともと病を抱えている渡辺弘子さんは、その対応がかなり難しい状態にあります。私たちは渡辺弘子さんをサポートする仕組みが必要と考え、今回の「渡辺弘子布絵ギャラリー」のプロジェクトを立ち上げました。サイクリングの「ゴコイチ」や、釣り、三方五湖など、美浜町に観光で訪れた方たちが立ち寄っていただける、あたたかなギャラリーです。ギャラリーは予約制で、皆様を心を込めておもてなししたいと思います。美浜町の宝物といっても過言でないこれらの作品をぜひ多くの方に見ていただきたいと思っています。ぜひ「渡辺弘子布絵ギャラリー」実現のために、皆様の応援をお願いいたします。

湖や周辺の自然や遺跡を楽しめ、海の幸・湖の幸・山の幸が豊かな土地です。

若狭は、海・山・川・湖の自然に恵まれ、若狭湾国定公園には国指定の名勝になっている「三方五湖(みかたごこ)」があります。5つの湖の深さや塩分濃度が違うことで、湖の青さが違う独自の景色や生態系を作り出しています。野鳥も多く、2005年には「ラムサール条約指定湿地」に登録されています。5つの湖の特徴と楽しみ方をご紹介します。

【日向湖】

美浜町には「日向湖(ひるがこ)」「久々子湖(くぐしこ)」があります。日向は鄙びた趣を醸し出している、典型的な漁村です。「日向湖」は、日本海に出る漁船の船だまりとして利用されたり、ハマチ、フグ、タイなどの蓄養いかだが浮かぶ海水の湖で、民宿では獲れたての若狭湾の魚を満喫できます。

⬆️漁船の舟溜りがあり、蓄養いかだが浮かぶ「日向湖」

【久々子湖】

「久々子湖」は、“ボート競技の聖地”として全国的にも有名です。「美浜町民レガッタ」には町内外から多くの人が参加。運動公園やボートハウスが並び、ボートの練習に励む高校生や国体選手たちを見る