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これは大禹嶺の多くのエリアの土地用途が「茶業」ではなく「林業」用だったことが原因で、政府と長年の申し立て・やり取りをしたものの、結果受け付けてもらえずに多くの茶畑が伐採されてしまったのです。
そして元々人気であった「大禹嶺」のブランド価値はさらに高くなり需要は以前よりも増えるも、供給が全然追いつかないため、2015年以降「大禹嶺」と名乗るエリアが増え始めました。
日本茶の「宇治茶」が宇治だけなく、周辺の奈良や滋賀、そして三重で栽培された茶までも宇治茶とするように、大禹嶺に隣接する茶区で作ったものが近年「大禹嶺茶」として流通しています。
もともと大禹嶺茶と名乗ることに厳密な規定が存在するわけではないので偽物とまでは言い切れないものの、現在流通している大禹嶺茶の中には以前ではありなかったあり得なかった2,000M~2,400Mのエリアで作られた大禹嶺茶も多くあります。
もちろん 2,000~2,400Mのお茶が悪いわけではありません。
むしろ三大高山茶のトップ「梨山」レベルの最高品質の高山茶と言えます。
ただ、「大禹嶺」という名前にある価値はそれよりも高いということなのです。
そういったグレーな大禹嶺茶が増える中で、数少ない標高2,600Mを超える茶区で作られている本物と言って差し支えのない大禹嶺茶は、台湾現地の業者でも繋がりがないと手に入りません。
しかも通常のお茶のように出来上がったものを買い付けることはできなく、事前に予約が必要な上に関係性によって買い付け可能な量も制限があります。
今回のプロジェクトでは、台湾人でもなかなか飲めないそんな希少な標高2,600M以上の大禹嶺茶を数量限定でお届けします。
今年は生育が遅く5月の下旬にようやく茶摘みと、そして出荷が始まった2021年の春摘みの大禹嶺茶。
ぜひこの機会にそのフレッシュな味と香りをぜひ楽しんでください!
良質な高山茶はぜひ香りを楽しむ工夫茶で!
XINFUCHA (シンフーチャ)
2019年に福岡にてスタートした、近年名実ともに日本を代表するお茶どころとなった「九州」と世界的なお茶どころ「台湾」のお茶を中心に取り扱っているティーブランド。
茶農家さんが作ったものや問屋さんの在庫をそのまま仕入れて売るような、平たく言えばラベルの張り替えをしただけの商品の販売はせず、一つ一つの商品を製茶のプロ(コーヒーで例えるとブレンダー/ロースターにあたる人)にお願いして、XINFUCHAがイメージする味と香りの商品を作っています。
台湾の製茶師さんと商品作りの打合せでのテイスティングの様子
九州で一番の繁華街である天神からすぐの「警固」というエリアで2019年8月下旬にコーヒースタンドならぬティースタンドと、ワークショップや喫茶サービスを提供するティーサロンを併設する店舗「XINFUCHA LAB (シンフーチャラボ/心福茶実験室)」をオープン。
2020年12月には天神の中心にある人気商業施設にXINFUCHA LABを移設出店し、現在は予約制のSALONとティースタンドのLABと、スタイルの違う2店舗を運営しています。
今現在、新型コロナ拡大の影響で店頭での販売が下がっていく中で、事前に予約・発注をしていた大禹嶺茶をはじめとした台湾茶、そして九州の新茶などを無駄にしないためにもフレッシュなうちにみなさまに楽しんで頂くためにも、今回CAMPFIREにてプロジェクトを立ち上げました。
ぜひこれを機会に皆さまに美味しい台湾茶と九州のお茶を知っていただければ幸いです。