滋賀・長浜『空き家の再利用で400人の町を救いたい!』

滋賀・長浜『空き家の再利用で400人の町を救いたい!』
鮎釣りで有名な滋賀県長浜市木之本町川合。この大自然に囲まれた、のどかな町を悩ませる「人口減少による空き家問題」を建築の分野から解消すべく、民泊プロジェクトを立ち上げました。ぜひ、ご協力よろしくお願いいたします。

はじめに・ご挨拶

みなさん、こんにちは!

私は滋賀県生まれ、滋賀県育ち、滋賀県在住の山口と申します。(写真、左端)
地元の高校を卒業後、長浜市内の工務店に大工見習いとして就職し、26歳で独立いたしました。独立後は「山口建築」として、新築工事からリフォーム、古民家再生などを主とした建築会社の経営をしています。

このプロジェクトで実現したいこと

滋賀県の北部に位置する、長浜市木之本町川合の世帯数は、158件。そのうち20件(世帯数の約12%)が空き家です。

10年後には40件(世帯数の約25%)が空き家になると予想されています。空き家が増えることで直面する『建物の倒壊の危険性』や『衛生面の不安』、『さらなる人口の減少』など様々な問題を、建築の分野から解消していきます。

(1)空き家の再利用

滋賀県長浜市木之本町川合の空き家を買い取り、リフォームをし、民泊施設「鮎はうす」として利用します。1階には、高時川を一望できるテラスを設置し、釣った魚をその場で食べられる空間を創ります。

【2階リビングからの風景】

【1階 改修前】

【1階 改修後】

【2階 改修前】

【2階 改修後】

(2)リフォーム物件の販売(都市部から地方への移住をお手伝い)

将来、田舎暮らしをしてみたいけれど、いきなり田舎で暮らすのは不安…。そんな方でも、民泊施設『鮎はうす』で数日間の田舎暮らしを体験してみて、田舎での生活がイメージできるようサポートをします。その後、実際に住む物件の紹介をします。

(3)コロナ禍の新しいワークスタイルの環境づくり

コロナ禍による、働き方の変化に対応し、地方でリモートワークをする『ワーケーション』。仕事の合間に『鮎はうす』の横を流れる高時川で鮎釣りなどのアウトドアや、山菜採集、観音めぐりなどができる、普段の職場とは異なる環境を求める方のお手伝いをします。

(4)若者の技術向上

日本家屋が減少している今、新築工事で磨く技術も、もちろん大切ですが、現存する昔ながらの建物を修復する技術、アレンジする技術は、やはり、現場で本物の職人の技を見て学ばなければなりません。昔の職人技術を後世に伝えるためにも、技術の研鑽ができるよう、若い世代への仕事の提供もしていきます。

私たちの地域のご紹介

(1)自然に囲まれた土地

滋賀県北部に位置する、長浜市木之本町川合。ここは住民400名ほどの自然豊かな土地です。鮎はうすの横を流れる『高時川』は、滋賀県有数の清流で、鮎やイワナなど、数種類の魚が生息しています。高時川沿いには「大見いこいの広場」があり、ログハウスやコテージ、キャンプサイトなども楽しめます。

また、山に囲まれた土地ならではの「シカ、イノシシ、クマ」などの肉を使ったジビエ料理を味わうことができます。

(2)歴史的情緒あふれる土地

滋賀県の湖北地域には多くの社寺仏閣があり、中でも観音様巡りがとても有名で「観音の里」としても 知られています。国宝、重要文化財に指定されている御本尊や仏像なども安置しています。

黒田保崎谷・観音寺、石道・石道寺、古橋・鶏足寺、大見・医王寺など
今回のプロジェクトの経緯

滋賀県の北部に位置する長浜市木之本町川合は人口400人ほどの、のどかで自然豊かな町です。しかし、就業や進学による地元離れ、過疎化による高齢化、少子化、空き家問題は年々深刻化しています。見慣れた街並みや風景が、時とともに風化していく様子をあちこちで目の当たりにし、私の立場(建築の分野)からできること考え、民泊のプロジェクトにたど