皆さん はじめまして
はちのへ山車振興会は1968年6月設立。八戸三社大祭に参加する山車組相互の親睦を図り、神社附祭としての資質向上、安全安心な山車製作と運行に努め、八戸三社大祭への参加を通じ、まつりの運営向上、八戸地域の観光振興と地域経済の発展に寄与することを目的とする団体で現在27組の山車組で組織されています。
山車制作風景
〜27山車組の制作者による合作「特別山車」〜
2016年12月にユネスコ無形文化遺産に登録された「八戸三社大祭の山車行事」は今年で発祥から301年を迎え、はちのへ山車振興会では、イベント会場などに移動可能な組立式の山車の制作に着手します。
山車は、台座や建物など分割してトラックで運搬できるように工夫し制作し、現地で短時間に組立てられる構造にする。各地でのイベントで披露し八戸市民が三社大祭という「地域の宝」を誇りに感じられる機会を創出します。
また、新たな山車を利活用した地域活性化やまちづくりとして、新型コロナウイルスが収束する時期を見据え、首都圏などで山車を披露して祭りの魅力を発信し八戸市への誘客促進による観光振興も進めてまいります。
今回の山車制作に掛かる費用は概算で750万円程度。山車振興会の自己資金250万円の他にクラウドファンディングの活用と協賛金、寄付金等で資金調達します。資金は山車の台座に必要な中古トラック購入費と台座の制作費。そして台座完成後は人形の面や衣装等の材料購入費となります。制作は各山車組が作業を分担しボランティアで行います。
(クラウドファンディングの支援募集期間は2021年5月14日~8月1日 約80日間)
山車の制作期間は約一年間でコロナ感染対策を考慮しながらの作業となります。5月から制作に着手し完成後の公開は、来年4月を目標にしたいと思います。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、ご支援いただいた全ての方に責任を持ってリターンをお届けします。
完成した山車は、「マチニワ」に展示し
三社大祭の本番に特別運行することを目指します。
「青森10市大祭典」はもとより「東北六魂祭」や東京ドームで行われる「ふるさと祭り東京」などで披露し八戸の魅力を発信します。
300年の歴史と伝統を誇る、国の重要無形民俗文化財「八戸三社大祭」は、2016年12月1日にユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」に登録されました。
東北から九州まで18府県33件のうち、最も北に位置する祭礼です。同じく登録された祭礼には有名な京都祇園祭の山鉾行事、博多祇園山笠行事も含まれています。
「山・鉾・屋台行事」は各地域の文化の粋を結集して、地域の人たちが一体となって行う伝統的な祭礼です。祭礼を継続させるため、芸能の継承や文化財の保存にも取り組み、世代を超えて、コミュニティを結び付ける重要な役割を担っています。
また、八戸三社大祭の山車は、「風流山車」ともいわれ、その年の祭礼が終われば取り壊され、次の年は違った題材で一から作り上げて神社へ奉納し、八戸市民をはじめとする観光客にお披露目されます。
近年では山車がトランスフォーム(変形・変身)するといった評判もあり、市を挙げて「日本一の山車祭り」を標榜しているところです。これまで地域の人が大切に守ってきた祭りへの思い、それが今も脈々と引き継がれている祭りです。
八戸三社大祭の一番の見どころは、おがみ神社・長者山新羅神社・神明宮の三神社の神輿行列と、神話や歌舞伎等を題材に各山車組が制作した27台の山車の合同運行です。高さ10m・幅8mにもなる山車が