築100年古民家を改装し「かまど」で交わる坂の上の縁側ハウスを創りたい!

築100年古民家を改装し「かまど」で交わる坂の上の縁側ハウスを創りたい!
人口1700名、高齢化率53%の奈良県奥大和エリアにある東吉野村。大自然に囲まれた築100年を超える古民家を「かまど」で交わる拠点へとリノベーションし、様々な地域課題を解決します!9月4日のプレオープンに向け大幅な改修工事が必要なため、皆さんの力を貸して下さい!応援よろしくお願いします!

かんだのが、今回のプロジェクトの拠点となる母方の田舎である奈良県東吉野村のお家でした。

幼い頃の私(写真中央)

築100年の家は、祖父が亡くなり祖母が介護施設に入居した10年ほど前からは年々傷みが激しくなり、自分も含めてどんどんと人が離れていく状況でした。

もしかすると亡くなった祖父や曾祖父からの「お前が何とかしてくれないか?」というメッセージだったのかもしれませんし、小さい頃から田舎に帰った時にはありのまんまの自分でいられる心の拠り所だったからかもしれません。

この話については、下記の取材記事にて私自身のルーツについて深堀りして下さっていますので、お時間のある時にでも読んでみて下さいね。

ありのまんまの自分でいられる居場所を作る!|狩野良太の人生ストーリー | HAC Gallery
「2021年から奈良県東吉野村で、自分の弱さをさらけ出せて、お互いに支え合えるつながりを作りたいんです」そう話すのは、有料老人ホームで施設長をつとめる狩野良太さん(36歳)。理学療法士として働き始めて14年。関わってきた方は延べ5万6000人。

恥ずかしいですが、今の私の活動に対する想いの原点は、ここにあると言っても過言ではありません。

◆リーベプロジェクトの゛Re:be(リーベ)”の由来は?

今回のプロジェクトの屋号であるRe:be(リーベ)は、二つの意味から生まれました。

一つ目は、ドイツ語で愛を意味する liebe  。

自分がこれまでもこれからも大切にしていきたい想い。それは「何をするか」よりも「どうありたいか」ということ。「何をするか=do」という方法論よりも「どうありたいか=be」というあり方を大切にしたい。その根底にあるのは「愛」です。

二つ目は、中部(なかべ)家の再出発を意味する、be と Re: 。

リーベの拠点である古民家は先祖代々続く、中部家。その中部家に新たな息が吹き込まれ、また昔のようにたくさんの人が集まる、あったかい場所にしていきたい。

そんな二つの意味から、Re:beという屋号が生まれました。

アトリエカフエの安川ご夫妻と長野県からの友人と学生たちが初対面で交わる場面
◆リーベプロジェクトで実現したいこと

今回のプロジェクトで実現したいことは、大きく分けて3つです。

一つ目は、子どもからお年寄りまで誰もがありのまんまでいられる居場所にすること。

二つ目は、自分のルーツである東吉野村の魅力を全国に発信すること。

三つ目は、ワーケーションという新しい働き方を創り、村の高齢者を中心としたお困りごとを解決できる持続可能な仕組みを創ること。

この三つを実現するために、クラウドファンディングのタイトルにもある「かまど」を中心におき、畑、コワーキングスペース、掘りごたつ、デッキ、縁側、絵本のあるライブラリー、ゲストルーム、焚き火や映画観賞のできる中庭など、多様な交わりを生み出すしかけについて、打ち合わせを進めています。

Re:be東吉野の全体イメージ案

ドローンからのRe:be東吉野(正面から)

ドローンによるRe:be東吉野(斜めから)

改修前の縁側とデッキスペースからの景色

村の工務店さんの協力もいただきながら、自分たちの手でできる所は自分たちの手でリノベーションをしながら、コストも押さえつつ、参加者同士のつながりも広げていきたいと考えています。

大阪・奈良から集まった掃除やリノベーションを手伝ってくれている仲間たち

子どもたちも一緒に中庭の草抜きを頑張ってくれています

身内も総出で掃除中

耕作放棄地だった畑をみんなでわいわい言いながら開墾

鹿や猪対策に慣れない手つきでネット張り

無事小さな坂の上の農園「リーベ農園」が開園。

みんなでじゃがいも、ローズマリー、大和当帰を植えました。
◆なぜ「かまど」なのか

この場をどのようにして”人