自然派ワインの巨匠と仏マンガ界の鬼才異質な二人の交流と発見を描く実録マンガ『ワイン知らずマンガ知らず・仮』を翻訳出版したい!

自然派ワインの巨匠と仏マンガ界の鬼才異質な二人の交流と発見を描く実録マンガ『ワイン知らずマンガ知らず・仮』を翻訳出版したい!
フランス発、有機農法ワイン作りの現場を描く ドキュメンタリー漫画の傑作を翻訳出版したい!

行われます)。すでにフランスでは27万部の売上を記録するヒット作であり、イタリアでも翻訳版が出版されて話題を呼んでいたのです。そこには自然と共存するワイン造りの現場が生き生きと描かれていました。ある統計によれば、日本の耕地面積に対する有機農業取り組みの割合は0.5%(2017年)、イタリアのそれと比較して約30分の1。食品売り場を見渡せば、ほぼすべての農産物が農薬に依存している数値です。何度も読み返すうちに、この本を日本のワイン・ファンにも届けたいという思いが湧き上がってきました。ワインから農業問題を見直す視点があってもいいと。

 イタリア語版からの翻訳を済ませた私は、出版社数社で話を聞いて頂く機会を得ましたが、なかなか前向きな返事は頂けませんでした。諦めかけたとき、サウザンブックス社のサービスに出会いました。幸運なことに、フランス語圏の漫画「バンド・デシネ」の専門家・原正人さんが、海外漫画のレーベルを立ち上げたという心強い環境がありました。大げさかもしれませんが、本書が日本の「土」に根付くならば、ここが約束の地に違いないとの思いに包まれました。スタッフの方々と話し合いを重ね、このクラウドファンディングに辿り着いた今、その思いは益々強まっています。

 本書はすでに13カ国で翻訳出版され、各国で成功を収めています。ぜひ日本でも出版を実現し、一人でも多くの方と本書の魅力を共有できれば幸いです。

京藤好男(きょうとうよしお)
1994年東京外国語大学イタリア語学科卒業(文学士)。1995年 文部省派遣留学生としてイタリア国立ヴェネツィア大学文哲学部留学。1997年 東京外国語大学大学院地域文化研究科欧州第一専攻言語文化コース修了(文学修士)。イタリア文学専攻。ワインについては滞在期間中、ヴェネト州のヴェローナ、ピエモンテ州のランゲ、トスカーナ州のモンタルチーノなど、ワイン名産地の人々と親交を持ち、見識を広める。
現在、慶應義塾大学、法政大学、武蔵大学、武蔵野音楽大学で講師を務めるほか、2006-2008年にNHKラジオ『イタリア語講座』、2007年と2017-19年にNHK『テレビイタリア語会話』で講師を務めるなど、様々なメディアで講師活動をしつつ、ワインや食を始めとするイタリア文化の普及に努めている。著書に『指せば通じる旅のらくらく会話 イタリア』、『文法から学べるイタリア語』(共にナツメ社)、『中級へのイタリア語文法』(三修社)、他多数。2021年3月からオンライン専用イタリア語スクール「TERRA」の代表を務める。

サウザンコミックスについてサウザンコミックスは、世界のマンガを翻訳出版するサウザンブックス社のレーベル。第1弾のダヴィッド・プリュドム『レベティコ―雑草の歌』は、2019年11月から2020年2月にかけてクラウドファンディングを行い、2020年秋に翻訳出版されました。2020年11月末から2021年2月にかけてクラウドファンディングを行った第2弾MK・サーウィック『テイキング・ターンズ HIV/エイズケア371病棟の物語』も無事成立し、出版準備中です。北米のコミックス、フランス語圏のバンド・デシネを始め、アジア、アフリカ、南米、ヨーロッパ……と世界には魅力的なマンガがまだまだたくさんあります。このレーベルでは世界の豊かなマンガをどんどん出版していきます。

サウザンブックスと支援金の使途について

サウザンブックスは、言葉や文化の壁を越え、読者の心に響く1冊をクラウドファンディングを活用して翻訳出版しています。クラウドフ