『自殺予防を、共に目指す』オンラインコミュニティを立ち上げたい!

『自殺予防を、共に目指す』オンラインコミュニティを立ち上げたい!
『自殺予防共創ラボ』とは自殺予防やビジネスの専門家をメンターに、これからの時代にあった自殺予防の新しいカタチを共に創るオンラインコミュニティです。その活動の一環で、全国から自殺予防のアイデアを募り、自殺予防ビジネスコンテスト『Mental Health Biz』を2021年に開催します。

はじめに

こんにちは。自殺予防共創ラボ 代表の田中康雅です。

2021年1月から、『自殺予防共創ラボ』という自殺予防を目指した仲間を集めたコミュニティ創りと、『ZERO Suicide Biz』という自殺予防ビジネスコンテストを開催する挑戦をしようと決めて、構想の実現に向けて奔走しています。

こちらの8分30秒の動画で、なぜ、何を僕がやろうとしているのか説明させていただいてます。少しでも興味のある方は見ていただけたら嬉しいです。

なぜ『自殺予防共創ラボ』?

僕がこの自殺予防共創ラボを立ち上げようと思ったきっかけは、2020年に日本の自殺者数が11年ぶりに増加に転じたという事実に直面したことです。著名人の自殺報道も重なり、自殺について考えた人は少なくない1年間だったかと思います。「自殺を減らすために、日本の産業保健を変革すること」に挑戦していた僕にとっては、2020年度の自殺者数が増えたという結果を自問させられました。間接的に産業保健というフィールドで仕事をしてきたけれど、もっとできること、やるべきことがあるんじゃないか、と。

そのため、今の自分にできる行動を起こそうと決意しました。

自殺予防に対して、何か行動を起こしたいとあらゆるアイデアを考えて、色んな人からフィードバックをもらい、『自殺予防共創ラボ』を立ち上げる決断に至りました。

「自殺予防」「自殺対策」について、既に多くの方が心血を注いで真摯な活動をされています。一方で、業界の特性として、新しいアイデアの仮説検証や、活動の持続性が起こりにくい課題があります。

社会が急激に変化し、価値観や生活様式も多様化する中で、「これからの時代にあった自殺予防の新しいカタチ」を個人や民間企業から生み出していくことが、未来の自殺を1人でも防ぐことにつながると信じています。

既存の取り組みにビジネスの視点、テクノロジーの視点を掛け合わせたり、他の業界での知見を自殺予防・自殺対策に転用したプロジェクトを立ち上げたりと、このコミュニティから大小様々なイノベーションを生み出していけたらと考えています。
自殺予防の新しいカタチを共に創る

『自殺予防共創ラボ』で実現したいことは、「自殺予防の新しいカタチを共に創る」ことです。

「新しい自殺予防のカタチ」をみんなで考え、実践し、共創していきます。自殺予防について、何らかの想いは持っているが、行動に移すことができていないという方は少なくありません。僕自身も、ずっとその1人でした。

自殺や死について考えるのは、とてもエネルギーがいります。それはすなわち生と向き合うことでもあります。1人で孤独に向き合うのは、とてもしんどいです。だから自殺予防・自殺対策に興味のある仲間を集めて、みんなで共に未来の自殺予防・自殺対策のあり方を考えて、自分たちにできることを行動に移す応援をしたいのです。
生み出したい事業の例

「自殺予防の新しいカタチ」として、あくまで一例ですが、僕が生み出したい事業の例を2つご紹介します。このようなプロジェクトが1つでも個人や民間企業の挑戦で生まれてほしいと切に願っております。

【1】NPO法人OVA(夜回り2.0)

リスティング広告で自殺関連のキーワードを検索した自殺ハイリスク者をオンライン相談窓口へ誘導し、その後のケアを支援する『夜回り2.0』を行っているNPOです。最初にこのアイデアを思いついた時は、私財を投じてこの活動をやり続けていたそうです。

リスティング広告を用いた斬新な方法で、これまで自殺相談の窓口がアプローチできてい