車いすテニスの時代を担う若手選手達に海外遠征の機会を提供したい

車いすテニスの時代を担う若手選手達に海外遠征の機会を提供したい
日本は世界的な車いすテニスの強豪国です。しかし、国内の競技環境は十分とは言えず、現実的な目標であるパラリンピックやグランドスラムへ出場する為には海外遠征を繰り返さなければなりません。そこで今回は、時代を担う若手選手達の海外遠征資金調達に挑戦します。選手へのご支援,どうぞよろしくお願い致します!

目指すためには、多くの海外の大会に出て勝ち続けなくてはならないのです。

とはいえ、次世代の若手選手にとって、複数の海外大会へ出場できる環境を自力で整えるのは容易でありません。特に資金面では、健常者以上に苦労することとなり高いハードルとなっています。しかし私は、障がい者だから、車いすだからと言って、選手たちに夢を諦めさせたくありません。障がい者であることが、夢へのチャレンジを断念する原因となることは絶対にあってはならない、むしろ彼らがチャレンジドアスリートであるからこそ、私たち健常者と同じチャンスを与えてあげなければならないと考えています。

皆様のご支援、どうぞよろしくお願いいたします。

ITF(国際テニス連盟)が管轄する車いすテニスツアーは、UNIQLO WHEELCHAIR TENNIS TOURと呼ばれ、グランドスラム4大会を頂点とした6カテゴリのピラミッド構造からなっています。2019年には170大会が開催されました。

国内では、ジャパンオープン(飯塚国際)を頂点に全7大会が開催されましたが、2019年を最後に広島ピースカップと北九州オープンが消滅し、2021年4月現在では5大会のみが開催の可能性を残しています。(コロナ禍においての開催は未定)

なお、グランドスラムの賞金総額は1大会あたり25~30万$前後です。グランドスラムを除く残りの大会の賞金総額の合計が約180万$であることを考えると、グランドスラムに出場することがどれだけ価値のあることなのかがご理解頂けるのではないかと思います。

このグランドスラムに出場する為には、世界ランキングで7位以内に入らなければなりません(後の一人はWC枠で、車いすテニスのグランドスラムは総勢8名で行われます)。

前述した通り、世界ランキングを上げる為には、海外遠征に出てグレードの高い大会に出場し、できるだけ多くのポイントを積み重ねなければなりません。しかし、いきなり上のグレードの大会に出場できるわけではなく、ピラミッドの最下層となるITFフューチャーズやITF3の大会に出場し、地道にポイントを積み重ねながら頂点を目指さなければならない為、グランドスラム出場への道は長く険しく、また、莫大な活動資金が必要となるのです。

ただ、冒頭でも述べさせて頂いたように、日本は車いすテニスの競合国であり、日本のトップ選手であれば、グランドスラムやパラリンピック出場は現実的な目標になります。日本で車いすテニス選手として活動を続ける以上は、”目指さなければならない舞台”と言っても過言ではないかもしれません。

そこで本プロジェクトでは、このピラミッドに含まれる大会にトップアスリートグループがサポートを行っている次世代の期待の若手選手たちを出場させ、選手たちの世界ランキングを上げることを目標とします。グランドスラムやパラリンピックへの出場の為の大きな一歩を、皆様のご支援で踏み出させて頂ければと考えています。

ちなみに、日本人選手のツアー参戦者は、2021年4月5日現在では男子50人、女子23人です。東京パラリンピックに出場する為には、日本人の中でランキング上位4名に入りつつ、男子は世界ランキング上位40位以内、女子は22位以内(2021年6月7日現在のランキングが適用)に入らなければなりません。2024年のパリパラリンピックではどういった選考基準になるかわかりませんが、パリパラリンピック出場に向けて、一歩一歩前に進んで行けたらと考えています。

ジュニア日本代表として十分な実績のある選手達であれば、出場だけでな