車いすテニスの時代を担う若手選手達に海外遠征の機会を提供したい

車いすテニスの時代を担う若手選手達に海外遠征の機会を提供したい
日本は世界的な車いすテニスの強豪国です。しかし、国内の競技環境は十分とは言えず、現実的な目標であるパラリンピックやグランドスラムへ出場する為には海外遠征を繰り返さなければなりません。そこで今回は、時代を担う若手選手達の海外遠征資金調達に挑戦します。選手へのご支援,どうぞよろしくお願い致します!

上げ、一般社団法人トップアスリートグループとして活動することになったのです。

グループ設立の際、特にこだわったのは加盟クラブのスタンスです。加盟クラブは互いに依存することなく、それぞれが自立して今まで通り選手を育成しつつも、足りないところは補い合い、協力し合うことで、Win-Winを目指す形をとりました。押し付け合うこともなく、過度な干渉をすることもないこの絶妙な距離感は、トップアスリートグループという物理的機能に集合知と柔軟性を持たせることに成功。数あるクラブが自分たちの都合の良いようにグループを活用することで、それぞれが今まで以上の成果を挙げられるようになっていったのです。

特に海外遠征においては、コーチ同士日程を合わせて互いの選手を預け合うことにより、ホームクラブをおざなりにすることなく十分な頻度の海外遠征を行うことができるようになりました。結果として、海外遠征に出るジュニア選手の数も飛躍的に増加。設立から4年後の2019年には、男女合わせて190人の日本人ジュニア世界ランカーが海外を舞台に戦うようになりました。

今後もグループ全体の活動を通じて、世界を目指す選手が一人でも増えることを願っています。

また、設立からわずか2年で全日本テニス選手権を制覇、2019全豪オープンジュニアでは5人が本戦出場を果たす等、グループとしての活動も着実に実績を積み重ねています。テニス界の”公共財”とも言えるべきこの新しいシステムは、様々な人やクラブ、場面で活用されることで、その価値をより一層高められるはずだと確信しています。

そして私たちは、次のステップとして、この日本では唯一と言っていい全国規模の育成システムを車いすテニスに水平展開し、車いすテニスの選手たちにも、健常者と同じ環境を整備し、健常者と同じように、スポーツを通じた自己実現を達成してもらいたいと考えました。

日本を代表する車いすテニス選手を輩出するべく、私たちが持っているノウハウやスキルをフル活用し、世界トップで活躍する車いすテニス選手を継続して育成する環境を構築していきたいと考えています。

私たちは、これらのテニス事業を通じて、”誰もが世界に挑戦できる世の中”を実現します。皆様のご支援、どうぞ宜しくお願い致します。

はじめまして、一般社団法人トップアスリートグループ、車いすテニス部門の貝吹健 (かいふく たけし)です。 私は2004年から車いすテニス選手の指導に携わり、2017年からは車いすテニス日本代表選手の海外遠征帯同や、強化合宿での選手サポートをしてまいりました。トップアスリートグループの育成強化システムに、私がこれまでの活動を通して得てきたネットワークと知見を加え、車いすテニスにおいても、世界トップの選手を継続的に輩出すべく尽力したいと思います。

現在、車いすテニスにおいて日本は世界屈指の強豪国であり、男子・女子・クアードの全クラスにトップ選手が存在します。しかしながら、国内の競技環境はまだまだ十分とは言えず、世界トップの選手を継続的に輩出する為には、更なる環境整備が必要だと考えます。特に、車いすテニスという競技のツアーピラミッドの頂点にあるパラリンピックやグランドスラムに出場する為には、世界ランキングポイントを積み重ねられる環境を整備しなければなりません。

国内の大会数は年間5大会と減少しており、全ての国内大会に出場し勝利しても、充分なポイント獲得は不可能となっています。このような状況の中、世界トップへの鍵となるのが海外遠征です。グランドスラムやパラリンピック出場を