糸あやつり人形を未来へ繋ぐため、カフェを併設した新しいアトリエを持ちたい!

江戸時代から続く糸あやつり人形の未来を、応援して下さい!
一糸座は2020年の主催公演『少女仮面』6公演『カスパー』海外公演5ヶ国6都市14公演が全て中止となり劇団運営が窮地に立たされました。


そこは稽古場だけでなく、カフェを併設する事のできる私達の願いを叶えられる夢のような場所でした。
ただ、このコロナ禍でこんな大胆な事を始めて良いものか、劇団員で何度も話し合いを続けましたが、
世の中が大変な時だからこそ、未来に向かうために思い切ってカフェを併設したアトリエを持つ事に挑戦するべきだと決断しました。
そして、できる限りの自己資金を用意しましたが、やはり思った以上に予算はかかります。
1階のカフェ部分は、元お寿司屋さんの居抜き物件です。

この雰囲気を残しつつ、自分達でできる事はできるだけやろうと考えましたが、必要のない什器など廃棄する物が沢山あり、その処理だけでも多くの予算がかかります。

自分たちの夢を叶えるためではありますが、日本の大切な文化を未来へ残したいという思いで始めたこの事業に、皆さんのお力を貸して頂けたらと思い、クラウドファンディングにも挑戦することに致しました。

これまでの活動

2003年に独立した時は2人だけのスタートでした。大きな希望や夢は尽きることなくありましたが、2人だけの活動は思いのほか大変で、人形製作から舞台制作まで何から何まで2人で考え実行しなくてはなりませんでした。あれから18年、若い人形遣い達も少しづつ増えていき、メンバーは8名までになりましたが、この伝統芸能を絶やすことなく若い世代に託していくには、まだまだ数が足りません。

ですが、2人だけで考えたり作業したりしていた時と比べ、今は全員で考えより良い方向に向かうことができます。やはり1人より2人、2人より3人と、大勢の力はそれだけの大きな力を生むのだと実感しています。

人数が増えるにつれ、今まで拠点としていた稽古場がとても狭く思えるようになってきました。人形遣いや美術製作、舞台の制作者などを育てていくには、もっと大きな場所が必要だと考え始めた頃、稽古場も必要だけど、みんなが生活していける何か他の事も必要だね、と劇団員達と話し合うようになりました。

大きな場所を持つには使用しなくなった倉庫がいいのではないかと考え、倉庫を探しましたが広い倉庫は足の便の悪い場所であったりして、みんなが毎日通える場所はなかなか見つかりませんでした。

そんな悪戦苦闘していた頃、コロナの流行により舞台という表現の場が無くなってしまい、世の中がすっかり変わってしまいました。
本当なら2020年は「少女仮面」の上演と、ヨーロッパ5ヶ国7都市でのツアーが決まっていて、充実した忙しい1年を送るはずでした。ですが、何もできなくなってしまった私達は、何故か今だからこそ何かできるはずだ!と、前向きに進むことを決意し、稽古場を探す事に集中する事になりました。

いくつか候補がありましたが、私達の活動を活かせる場所という条件の物にはなかなか行きあたらず諦めかけていた時、偶然にも現在の私達の拠点である、一橋学園駅で今の物件に出会うことができたのです。

【小平市・一橋学園の魅力】
一糸座が15年以上、拠点にしている小平市の一橋学園は、東京都でありながら自然豊かで暮らしやすい街です。
新たな拠点は、JR中央線の国分寺駅から西武多摩湖線で一駅。一橋学園駅を出てすぐの商店街に位置しています。この昭和の雰囲気を残したレトロな商店街を1分歩いたところにカフェ「オオワニ通リ」をオープンします。
一橋学園駅周辺には、玉川上水が流れ、緑あふれる上水の傍には著名な彫刻家・平櫛田中氏が晩年過ごした住まいが美術館として残っています。近くには武蔵野美術大学など多くの大学が点在するため、学生や留学生の姿も多く