タンザニアの子どもたちに夢と未来を!教育環境充実のため、教科書を届けよう!

タンザニアの子どもたちに夢と未来を!教育環境充実のため、教科書を届けよう!
教科書が1冊もない状況で勉強をしているタンザニアの子どもたち。教育は彼らが自立し、将来を創るための重要な要素です。そんな彼らを、教科書を送ることで支援したいと思います。そしてそんな支援を通して私たち日本人も、生きる意味や価値を実感し、よりよい地球の未来の創造にわずかでも関わっていきませんか?

はじめに・ご挨拶

タンザニアの子供たちに教科書を、夢を!

~勉強する機会さえ与えられれば、夢を持つことができる!そして一生懸命学べば、必ず夢は実現する~そのことをタンザニアの子供たちに教えたい! 15年来の友人ポール(タンザニア人)はそう語りました。

そして、未来と地球のために、彼らにとって当たり前の動物たちや自然を守らなければならないことも、きちんと教えるべきなのだ、と。

15年前、タンザニアを旅したときに知り合った彼は20代のシャイな青年でした。当時コックのたまごだった彼は、旅の中盤、40度の高熱が出たにもかかわらず、私たちの食事は自分がつくるのだと譲りませんでした。(彼に料理をしてもらうと不思議とおなかを壊さなかった!)その彼の責任感と熱意に胸を打たれ、何かお礼をしたいと尋ねたことば、「あなたの夢はなに?」の質問に、彼は「もっと勉強したかった」と答えたのです。

その後、友人たちとポールの学費を工面でき、彼は学校で学び資格を取ります。自分でお金を稼げるようになると、今度はそれを貯めて勉強を続け、ガイドになり、やがて大学でも学びました。そして今度は自分が子供たちを助ける側になりたいと語ったのです。

同じく、長い海外生活から日本に戻って、心は優しいのに疲れ果てている多くの日本人を見た私は、ただ純粋にみんなに元気になってほしいと思っていました。世界は限りなく広いこと、生き方もたくさんあること、そして誰もが素晴らしくて、一度きりの存在であることを感じてもらう方法を模索していました。

15年の友情とふたりの共通の想いが一つになって生まれたプロジェクト、それがさらに想いを同じくする人々に広がり、TOFAが生まれました。TOFAーTalk Our Future from Africa.(アフリカから私たちの未来を語ろう!)

360度見渡す限り地平線の広がるタンザニアの大地、何万年も前から繰り返される生命のドラマ、何も持たないのに目をキラキラさせて迎えてくれる子供たちと出会う感動のなかで、与えるより受け取るほうがはるかに多いこの活動を、ぜひ多くの方に知っていただきたい、参加していただきたい、そして必ずタンザニアにご一緒して、心が揺さぶられるような生きる喜びとあなたの価値を心から実感していただきたいと心から願っています。
このプロジェクトで実現したいこと

まず、3つの小学校に教科書を届けたい!

過去3年にわたって、現地のニャンブリ小学校(ポールの母校)の教育支援を行ってきて、その成果が著しく子供たちのパフォーマンスや親たちの意識の変化に現れるようになりましたが、これから、ここで学んだ子供たちの未来を考えると、中等教育の機会、雇用の創出、国際交流、自然保護などさまざまなプロジェクトが必要となります。その第一歩として、私たちが選んだのは、近隣の小学校にも教科書を教科書を届けることでした。

ニャンブリ小学校の近くに、まだ教科書を持たない小学校が12あります。

先に挙げたプロジェクトはどれも、小さい村の小さな小学校ひとつにだけ教科書が届いても、実現できることではありません。自然保護ひとつとっても、一つの村だけでその意識が高まっても、ほかの12の村が密猟に手を貸すようでは実現しません。

また同じ地域内で格差を生んでしまっては、彼らの部族としての連帯感やコミュニティを壊してしまうことになるからです。

まずはニャンブリに近い3つの小学校(ビスララ小学校、ムビリキリ小学校、タムケリ小学校)から始めたいと思います。

プロジェクトをやろうと思った理