▲▽ご挨拶▲▽
このプロジェクトを見つけてくださり、ありがとうございます!
莚CACAO CLUBのまころんと申します。
この度、佐渡にチョコレート工場を作るべくこのプロジェクトを立ち上げました。
僕のこれまでを簡単にご紹介します。
▲▽チョコレートとの出会いは尾道▲▽
2014年、広島県尾道市のとある島の山奥にチョコレート工場が誕生しました。
その名も『USHIO CHOCOLATL』
そこは、なんとも奇妙で愉快な男3人組が立ち上げたチョコレート工場です。
全くの素人集団が、日本ではまだ珍しかったカカオ豆と砂糖のみで作る板チョコレートを作り始めたのです。それも地方の小さな島のさらに山奥で。
「こんな場所でチョコレート?流行るのか!?」
周囲の心配を見事に裏切り、USHIO CHOCOLATLはあっという間に爆発的な人気店になりました。
それまでは誰も通らない島の山奥の廃墟だった場所に、大勢の人が押し寄せたのです。
そんなUSHIO CHOCOLATLで僕も働くようになりました。
バンドマン崩れでサラリーマンをしていた僕は、会社を辞め、自転車で旅をして、尾道に流れ着いたばかりでした。
(尾道での日々については⇨こちら)
この3人と一緒に働くようになって、とても現実とは思えない、不思議でカオスな経験をたくさんしました。
南米トリニダード・トバゴのカカオ農園に買い付けにまで!
とにかく漫画の世界のような、お祭り騒ぎのような毎日。
その間、強く感じたことが二つ。
一つ目は、地方の素人集団がこんなにも力強く発信できるんだ、そんな場所が作れるんだ、ということ。
そして二つ目は、自分もいつかどこかにそんな場所を作りたい、ということでした。
そんな気持ちを抱えながら、あっという間に5年の歳月が過ぎました。
▲▽故郷佐渡島へ▲▽
2019年。
ところ変わって佐渡島。
佐渡島ってどこ?
名前は知ってるけど、場所は知らない、もちろん行ったこともない、という人も多いはず。
佐渡島というのは新潟県にある、日本海最大の離島です。
人口は5万人ほど。
僕はこの島の出身なのです。
高校生まで住んだこの島の印象は、
田舎で、古臭く、年配の人ばかりのつまらない場所。
刺激を求め、高校卒業と同時に島を出てから実に20年以上が過ぎました。
そんな中、こんな話が聞こえてきました。
「どうも最近、佐渡が盛り上がってるらしい。」
年に一回程度の帰省で、僕はその噂を確かめるべく島内を周りました。
すると、なんとびっくり!
佐渡に帰ってきた人たち、移り住んできた人たちが、知らないうちに新しいお店を作っていて、魅力溢れる場所になっていました。
それだけでなく、圧倒的な大自然、受け継がれし多様な文化、奇想天外な芸能、壮大な歴史、昔はその凄さに気付きませんでしたが、とんでもないポテンシャルを秘めた島でした。
ふと、一つの思いがよぎります。
佐渡にチョコレート工場を作れないだろうか?
▲▽最強物件との出会い▲▽
佐渡にチョコレート工場を作るべく、物件探しを始めると、すぐにとんでもない物件に出会いました。
バックには海、目の前には田んぼ、その真ん中に時代に取り残されたかのようにポツンと佇む建物がひとつ。
その名も
「ふるさと会館 鬼太鼓の里」
なんだここは…?
かつて佐渡島の南部にあった赤泊村で地方創生事業の一環として建設された建物です。宿泊、食事処、冠婚葬祭の会場として、地元民に親しまれたのでしょう。
今では、人々から忘れさられた廃墟とな