はじめに・ご挨拶
いつ見えなくなっても怖くない、そんな世界にしませんか?
一般社団法人日本視覚障がい者美容協会代表の佐藤です。
名前がめちゃくちゃ長いのでJBBと覚えて下さい。目が見えない人や見えにくい人が違和感なく社会に混ざれるよう身嗜みやおしゃれのお手伝いをしています。
あなたは突然目が見えなくなることを想像できますか?その時あなたは家族の顔も、自分の姿も、鏡も見えなくなります。ある日突然そんな状況が訪れた人たちがいます。
もしその時あなたは今の仕事を続けることは可能でしょうか?現在視覚障がい者が選べる仕事は非常に限られていて、まだまだ理解が進んでいるとは言い難い現状があります。
また視覚障がい者は目が見えないのだから、おしゃれや身嗜みは必要無いという固定観念も存在しています。
ネイリストの私が一番聞かれるのは「見えない人がネイルするの?」ということです。
※全盲の女性、自分で見る事は出来なくてもお気に入りは鮮やかなピンクです。
※ダイバーシティな自由帳を作って子供の頃から多様性を育みたい。解決したい社会課題
全国には視覚障がい者が約31万2千人います。実際には障害者手帳を持たない人を含めると更に多く約164万人にも上ります。
生まれた時から全盲のため色を見たことがない先天的な全盲の人や、病気や怪我で途中から見えなくなった中途の全盲(中途失明)の人もいます。
また弱視の人は程度の違いが人それぞれで、視野の欠損や色の見え方も様々です。
見えなくなったらどんな生活になってしまうのか?
視覚障がい者の中でも中途の全盲が多くそれまでの生活が一変します。
ネットで情報を得ようとしても画像が多いため理解しづらかったり、物理ボタンのないスマートフォンは使いにくかったりします。
同じ障害を持った人と情報交換したくても出会うためのハードルが高く孤立することもあります。
お買い物するときも商品や店員が見えないことやコロナ禍でセルフレジを使う場面も多く非常に不便を強いられます。
そして、なにより一番重大な問題が仕事の選択肢が少ないことです。
視力が落ちていく中で、いつまで今の仕事を続けられるのかと不安を抱えている方も少なくありません。
このプロジェクトで実現したい目標
視覚障がい者でも仕事を選択できる「もし目が見えなくなっても怖くない世界」を作りたい!!
解決策〈プロジェクト紹介動画〉
▪️視覚障がい者の使う触って読む文字である点字のフレーズを一般の小学生が使う自由帳に取り入れることで、子供教育に”触読”という学習文化を作り出します。点字とはたった6点から構成された作り上げられた言葉のシステムで触って言葉の意味を考えることで学習に興味を持ち多様性を育むことが可能です。
▪️親子でダイバーシティについて話し合う事で想像力を育み将来の可能性も広がります。子供の「知りたい!」と言う意欲を育てる多様性に富んだフレーズです。
▪️点字を一般の市場で普及させる事で点字を作る視覚障がい者の仕事を増やすことが可能になります。
自由帳の詳細
※ダイバーシティって何?親子で多様性について話すきっかけになります。
※表紙の内側には点字の50音表が付属、点字のフレーズと見比べながら答え合わせができる。
“しりとり”にもなっているので解くのが楽しい。※点字のフレーズは次のページに答えがあり最後は「おとうさん、おかあさん、いつもありがとう」で終わるので親子の絆も深められます。
※裏表紙の内側には多様性の社会に新しいコミュニケーション