映画は完成したけれど上映ができません。「頼もしい助っ人」を募集します。

映画は完成したけれど上映ができません。「頼もしい助っ人」を募集します。
1年8ヶ月かけて「津波」の映画を作った。でも上映することができない。映画配給には「P&A費/プリント費+宣伝費」が必要、日本の映画館で上映するには最低300万円はかかる。知らなかった。今年、東日本大震災から10年目。これは「P&A費300万円」を目標にする映画配給資金応援クラウドファンディングです。


camp-fire.jp
映画は完成したけれど上映ができません。「頼もしい助っ人」を募集します。
5 ~ 6 分
■はじめに

□ご覧いただきましてありがとうございます。ぼくたちは3名のメンバーを中心に、プロジェクトごとに仲間に声をかけながら制作をしています。仲間の一番の年上は71才のヘアメイク清水民夫さんです。(*_*)

比喩としての表現ですが、今、道端で転んで苦しんでいる人に「大丈夫ですか?」と声をかけること。これがひとつのラブソングだと思います。

ぼくたちはどうやったら「ラブソング」を作れるのか、歌えるのかを考えながら活動をしています。何かの役に立つものを作りたい。でもどうすればいいのかわかりません。

□メンバーの顔ぶれを見て、違和感を持つ方は多いのではないでしょうか。年齢も経歴もバラバラでどのように出会ったのかわかりませんよね。でも、たまたま偶然に音楽イベントやSNSでそれぞれが出会い集まりました。世の中は本当に人間関係だなと感じます。
■ぼくたちは何かの役に立ちたいと思っています。

□初めて映画を作りました。この歳(59才)になって本当に自分の仕事が何かの役に立つものになって欲しいと思います。ぼくたちが出来ることは作ることです。地震の国「日本」に生まれ2つの巨大地震を経験し、その恐ろしさを伝えられないものでしょうか。未来を生きる人々にあの津波の記憶を伝えられないでしょうか。現在、映画を制作したものの上映できておりません。このままではお蔵入りになってしまいます。これでは誰にも伝えられません。だからそのためにぼくたちが出来ることは全てやりたいと思います。そのひとつとして国際映画祭への応募を始めています。もう一つは太平洋沿岸に接する県の防災担当への上映プレゼンテーションです。

□映画というメディアと映画館という場所。それはぼくたちの憧れの舞台です。大きなスクリーンで観る大きな音で聴く。これが映画。やっぱり映画は「夢」です。でも映画館で上映されないと「映画」にはなれません。「Picnic」が何とか映画になってくれることを切に願っています。
■21世紀の記憶喪失。

□21世紀になって多くの重大なカタストロフが世界中で起きています。9.11同時多発テロ、イラク戦争、リーマンショック、3.11東日本大震災、爆弾テロの頻発、経験のない豪雨と大規模水害、巨大山火事、新型コロナウイルスの流行。。。だけど、ぼくたちは大切なことをすぐに忘れてしまいます。離れた場所の出来事を想像するチカラが欠如しています。そして、今の中学生までの子供たちはあの巨大津波の記憶そのものが無いのです。重大な出来事の記憶がない多くの若い人々が毎年生まれ、こうして記憶がどんどん失われて行きます。

それがどんなに重大な事でも、残念ながら「記憶」は風化するものなのです。
■ドキュメンタリーの物語。

□ある時、世界中のチョコレートが溶け始めた。チョコレートは巨大な津波になり、あっという間に世界を覆い尽くした。誰もそれを止めることができなかった。「チョコレート・ドリームス」これはぼくの頭の中で起きたカタストロフだ。2011年3月11日、テレビで津波の映像を見た時「これはチョコレートだ」と思った。溶けたチョコレートと海の水。全く異なる物質の現象が同じに見える。

「何故だろう?」

ぼくたちはチョコレートと津波の謎を解くために津波の高さを確かめる旅に出た。

□2019年6月、チョコレートと津波の謎を解くための旅に出たぼくたちはデータを元にその現場に行き、津波の高さまで黄色