の方々に言えるのはないだろうか?そう思うようになりました。果たしてそんなことが出来るのか?そのものがあるのか?世の中とは少し違う動きですが、無ければ作れば良い。そしてできれば身近な地域の資源が原料となるものは無いか?そこから尾鷲ヒノキの蒸留水を利用した除菌水『ヒノキスプラス』を開発することにしました。
いつものように。大きくそびえる課題に対して私たちが出来ることは何か?深く考えました。
お風呂や飲食店としての集客施設の現場で納得の出来る除菌水を開発する。これを武器に立ち向かう。方向性は決まりました。今現在、私たちの町にも新型コロナウイルスの脅威が押し寄せ、小さなコミュニティは蜂の巣を突くように騒ぎとなっています。心無い噂や誹謗中傷がSNSなどで駆け巡り、嫌が応にも暗いニュースが私たちの安定した日常を奪いました。
世界中が、日本中が沢山の物を失いましたが、同時にその渦中の私たち自体が他者を想う心を失ってしまったのではないだろうか?と考えるようになりました。止まることのない脅威。それはきっとこれからも。次の季節には終息するだろうと思いながらあっという間に1年が経過しました。
今こそ誰かを想い贈り物をする。「頑張れ!」「頑張ろう!」「乗り越えよう」と声をかける。私たちは深く考え完成したこのヒノキスプラスを大切な人へ。ずっと会えていないあの人へ贈ることを提案します。
あなたの身近な方や遠く離れてコロナと戦っている方、日常生活を不安に感じている方や帰省できずに会えなかったあの人にメッセージをつけて、この除菌水をギフトしてほしい。
感染者数の増加や次々と報道される情報に怯える現状に一つ「誰かを想う気持ち」をギフトして温かい気持ちを循環させる。大切な人の日常を守るため。そんなクラウドファンディングを実現したいと思っています。
⑶プロジェクトリーダーから挨拶、これまでの背景
はじめまして。株式会社熊野古道おわせの伊東将志と申します。私たちは三重県尾鷲市の“まちづくり会社”として、地元のお母さんが作るランチバイキングや海洋深層水のお風呂の運営、地元特産品の販売などに平成19年度より取り組んでまいりました。「地域の資源で社会問題を克服する仕組みづくり」と「まちが本来持っている強さや、”ならでは”を大事にする商品/サービスの開発」に挑み続けています。
三重県尾鷲市は名古屋駅から特急列車で約2時間半の距離にある、山と海に囲われた小さなまちです。基幹産業は林業や漁業ですが、今は少子高齢化の波が押し寄せ、社会問題が詰まった“日本の縮図”でもあります。そんな地域が地域課題に挑むということは、日本の社会課題の最先端の取り組みとなるのではないか。そんな考えのもと、これまで様々な取り組みを行ってきました。
例えば『お母ちゃんのランチバイキング』は、尾鷲市に住む60歳以上の女性が中心となって、地元でとれる新鮮な野菜や魚を使った料理を作っています。彼女たちは一家庭のお母さんであり、決してプロの料理人ではありません。けれど、今はもう若い人が知らないような美味しい地元料理を作る知恵や経験があります。
『お母ちゃんのランチバイキング』を始めてからは、観光地ではない尾鷲市にわざわざ足を運んでお店へ来てくれる人がいたり、同じようにお母さんが活躍するお店が市内で広まったり、「ぜひ自分たちの地域でもお母ちゃんが活躍する場を作りたい!」と他県からもお声がけいただくようになりました。
この他にも木製品の販売や特産品の開発なども沢山の取り組みを行ってきました。地域の森が間伐されずに