「ストーカー規制法」の改正を実現します!

16年春に交際相手の別れ話がこじれてストーカー化、警察相談後に逮捕、示談して不起訴となった数か月後に掲示板やSNSを使った酷い嫌がらせが始まりました。

詳しくは『ストーカーとの七〇〇日戦争』(文藝春秋)に書きましたが、加害者の怒りがまったく止まらなくなったときの恐怖で、まともに考えをまとめることができなくなってしまった中で、もがくように助けて下さる人や機関を必死で探し回りました。再逮捕にこぎつけるまでの間、加害者がどうなったら自分は安全と安心を得られるのかを真剣に考えていました。

たとえ逮捕され有罪となり刑務所に収監されたとしても、そう長くは収監されません。いつかは必ず出所してきます。自分に対する異常に歪んだ怒りの感情が変わらなければ、出所したらまた付きまとわれるかもしれない。そして出所後の相手の状態を知ることはできません。そんなときにストーキングは本人の意志ではどうにもならない依存症の一種であり、治療によって被害者への執着が無くなることを知り、これだと思うようになります。

また、自分の被害はSNSで侮辱的文言や脅迫的文言を大量に送り付けて来たのですが、それらのほとんどが電子メールではないと言う理由でストーカー規制法に当てはまりませんでした。

ほんの数日の差で法改正施行(2016年1月)となり、SNSを使ってもストーカー規制法で裁くことができるようになったので悔しさもひとしおでした。たった数日の差で、ストーカー規制法が適用されなかった。他の法律で裁けばよいと言われました。しかしそれでは接近禁止命令を出してもらえません。しかも2回目の犯行は完全に憎悪によるものであるからストーカー規制法は適用できないとも言われてしまいます。

また、2020年7月30日、GPSを使った監視行為はストーカー規制法による「つきまとい」に当たらないと最高裁の判断が出ました。そのとき、ストーカー規制法を適用してもらえなかったときの悔しさや恐怖が強く蘇りました。今現在被害に悩む方たちはどんな気持ちでいるのでしょうか。早く法律改正をしていただくために、なにかできないかと思うようになりました。

私自身は政治活動をしたこともなく、法律を変えるために何をすれば効果的なのかもよく知りません。とりあえず自分ができることとして記事を書き、つてをたどって国会議員に会いに行き、法改正の必要性をお願いしていました。

仕事で何度かご一緒している評論家の荻上チキさんに連絡をとったのは、ストーカー問題について関心をもっている議員に手紙を出したいので紹介いただけたらと思ってのことでした。しかし返ってきた返事は思いもしないものでした。

「一緒にやりましょう」

お忙しい方であるし他にも手掛けている問題が沢山あるでしょうに、議員を動かすには世論を高めていくためにストーカーの被害実態を知る必要がある。ストーカー規制法に抵触しないつきまといや嫌がらせ行為の被害に苦しんでいる人はどれくらいいるのか、アンケート調査をしましょうと言ってくださいました。

そうしてこのプロジェクトを立ち上げることになりました。

本プロジェクトでは、つきまとい被害に苦しむひとたちが、被害以前の暮らしや活動を制限されることなく生きていくことができる社会を目指し、被害実態を明らかにしつつ、それに即した制度や法律の改正、そして加害者を治療に繋げ再犯させないための司法制度作りを目指します。

<All-in方式で実施します。>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお