MENTBARとTHREEの往来自由の自主企画でした。なので、なくなるかもしれないと耳にしたときは、メンバー一同で連絡しあい深く悲しんでいました。
ところが、継続が決定したと聞き、心から嬉しい気持ちです。
別の角度から見ても、このコロナ禍でライブハウスは本当に大変な思いをしていると思います。
BASEMENTBAR・THREEが存続していくには課題がいくつかあり、それをクリアするために皆さんの協力が必要です。私も、微力ながらに応援したいと思っています。
音楽が磨かれて光り輝く現場、ライブハウス。もちろん近年は様々なやり方が生まれている音楽業界ではありますが、ライブハウスという文化は絶対に無くしたくないです。
アーティストとリスナーの垣根を越えて、音楽ラバーズ全員でライブハウスを支えていけたらと思います。何卒、よろしくお願い致します!
− 佐藤千亜妃
ベースメントに初めて出演したのはいつだったかもう随分前だから思い出せないけど、思い出せる思い出が沢山ある。
まだ売り切れなかったライブだとか、年越しイベントのステージからの景色だとか、やっとベースメントを満員にできたライブの日にあの柱の後ろの人は見えてる?!って心配に思って次のライブはこうしようとかそんな想像もベースメントの客席を想像してた事だとか、深夜イベントが終わって階段を上がったら外はもう朝で明るくて、夢見たいな夜中を過ごしてたんだなぁと思った事だとか。
でもそれは夢じゃないし、ライブハウスは、ライブは夢みたいだけど、これからも続けば何回もまた違った時間を作れる。
ほとんどのバンドマンには、ライブハウスに通う人には特別だって思うライブハウスがあるんじゃないかなと思います。
私にとって下北沢BASEMENTBARは特別なライブハウスです。
同じように思ってくれる方々に少しお力添えいただけたら幸いです。
シンプルに、ずっとあの場所に通いたいです私は。
− 塩入冬湖 (FINLANDS)
「BASEMENTBAR、THREEがビルの都合で無くなるらしい」
この話を初めて聞いたのはいつだったか、かなり前だった気がするが、コロナ禍で時間の感覚も狂ってて(加齢のせいもある)、思い出せない、でもここ数ヶ月レベルの話ではない、もっと前の話。
ずっと関わって来て思い入れの強いこの2店舗の閉店の話は、初めはショックだったが、諸行無常、まあ仕方ねぇ、思い出胸にやっていくしかない、と気持ちの切り替えの苦手でない僕は思っていた。
実際に終わりが近づいて来てもあまり実感がなく、こういうのって実際に無くなってからジワジワ悲しみや寂しさが来るものだったりするし、せめて悔いなきよう絶対に両店でライブがしたいな、と思っていた。スタッフともそういう話が進んでいた。
その中での、もしかしたらテナント継続の小さな光が見えて来たかも、という話。
そこからはトントン拍子で(スタッフは大変だったでしょうが傍から見てるとすごいスピード感だった)大逆転。テナント継続の報を受け、あーよかったなぁ、とホッと。なによりこの状況下でスタッフの雇用が守れるって事は本当に大きな事で、沢山の友達が働いてるあの2店舗が無くなるのはそっちの心配が大きかった。一安心。本当に良かった。
僕の音楽人生においても非常に大事な場所である、BASEMENTBAR、THREE。この2店舗の継続はやっぱり嬉しいものです。幾多の思い出は今語る時じゃなくなった、本当に無くなる時が来た時に(? 語る事にします。
テナント継続にあたっての条件が、防音