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■設立の想い
私は障がい者の親なきあと問題相談室ファミリアの代表として、さまざまな親御さんの悩みを聞いてきました。
私が親なきあと問題に取り組んでいることの理由は「『生きづらさ』を抱えている人のために仕事がしたい」ということでした。
恥ずかしながら、私自身は社会・組織・上下関係というようなものにうまく馴染めず、学校生活が本当に苦痛でした。とくにスポーツができなかったので、体育の時間のことを思い出すと胸が苦しくなります。限界まで授業をさぼって、高校などは出席日数ギリギリでの卒業でした。
好きだったことと言えば、自室にこもってゲームをしたり、ゲームが好きな友人と一緒にゲームをしたり、友人とゲームの話をすることでした。
就職してもストレスから身体を壊してしまい、続かずにすぐにやめてしまいました。私にとって、この日本という国で、組織人として生きていくのはとても辛かったです。本当に生きづらかったです。
大学時代に司法書士の資格の勉強をし、資格を取っていたので、組織に縛られていては生きていけないということで開業し、なんとかここまで生きてきました。
司法書士としてさまざまな相談を受けるなかで、『生きづらさ』を感じる人が自分以外にもこんなにもいたのかと気づきました。特に、身近にいた障がいのある子のご両親から相談を受けたとき、本当にこの国の生きづらさを実感しました。もっと法律家が人権を護るために活動しなければならない。『生きづらさ』を感じている人のために人生をかけてなにかをしたい。そういった想いから、『障がい者の親なきあと問題相談室ファミリア』を立ち上げました。
それから、司法書士としての法律家の知識から、さまざまな障がい者家族の相談を受けてきました。もちろん、法律家としての相談以外にもいろんな悩みを聞いています。その中でもとくに、本人たちに自立を促したいところなかなかうまくいかないという悩みをいろんなご家庭から聞いてきました。
親なきあと問題相談室は、子どもが親なきあとにも守られるように親御さんに制度や契約の利用の仕方を伝えることを主な業務としています。子どもの自立への支援に関しては本人に対して直接支援できることが少ない現状でした。
そこで、本人の自立支援に関してもなにかできることがないかという観点から、NPO法人FEELSさんとはじめたことが『札幌グループホーム支援者の会FIRST COMMONS』でした。NPO法人FEELSの代表である高杉圭一氏は、札幌市内で系列グループの法人含め9棟のグループホームを経営されています。
FIRST COMMONSは、札幌市の障がい者グループホーム事業者の不正受給の問題などを受けて、適正なグループホームの運営をする事業者を増やすことを目的に高杉さんとともに発足しました。札幌市内のグループホーム事業者が集まり勉強会や情報交換をしています。
私自身も参加者として学びながら、親なきあとの自立支援についてなにかできることはないかと考えていました。
「自分だったらどんなところに住んでみたいか、どんな社会だったら入ってみたいか。」
そんな考えから思いついたのが、自分の好きだったゲームをテーマにした今回のグループホームです。
自分と同じものを好きな人が集まるところや