快適・健康なゲームプレイ環境の障がい者グループホームをつくりたい!


ーマとしたワクワクするような環境に入り、信頼し合える仲間をつくることが、社会参加へのスモールステップになると考えています。

eGHによって、引きこもっている子どもたちに「自分もそこに住みたい!」と能動的に希望を持ってもらい、本人たちが望んで自立への一歩を踏み出してもらえるようにしたいと考えています。

ゲームに強く依存してしまい、健康を害してしまうケースがあります。

ゲーム障害という症状があり、WHO(世界保健機構)では新たな病気として、2019年5月に国際疾病分類に加えられました。WHOのガイドラインによると、下記の症状のすべてが当てはまり、それが12か月以上続く場合、またはその症状が重症の場合、ゲーム障害と診断されることがあるようです。

〇ゲームをする時間のコントロールができない

〇ほかの生活上の関心事・日常の活動よりゲームを優先する

〇ゲームによって問題が起きているにもかかわらずゲームを続ける

〇個人・家族・社会における学業上または職業上の機能が果たせない

すでに上記のようなゲーム障害の症状が出てしまっている場合、然るべき医療機関を受診すべきでしょう。

FIRST COMMONSの提案するグループホーム『eGH』では、集団生活において規則正しい生活をし、入居者それぞれと相談して決めたルールの中で、適切な距離間でゲームと向き合う生活習慣を身につけるサポートをしていきます。

また共同生活の中で趣味の話を共有できる仲間ができれば、自然と心の健康にもつながるのではないでしょうか。

不健康になる可能性があるからと言って、本人の希望を無視してゲームそのものを全く断たせるというのは、個人的にはあまり良いことではないと思っています。何事もやりすぎは良くないというだけで、適切な距離でゲームと向き合うことで本人の生活を充実させることは、本人の幸せにとってとても重要なことだと私は考えています。

働き方の多様化が進んでいます。eスポーツなどが世間的に認知されたことや、YOUTUBEの普及によって、『プロゲーマー』や『ゲーム配信者・ゲーム実況者』など、ゲームをプレイすることによって生計を立てる職業があらわれました。

海外ではeスポーツの大会の賞金が数億円~数十億円にまでのぼる例もあり、全世界的にも注目されています。

回線等のラグの関係でいままではオフラインの大会が多かったところ、新型コロナウィルスの影響も考えると、今後オンラインでの大会も増えることが予想されます。もしかしたら外出せずとも、自宅にいながらeスポーツの大会に挑むことができるようになるかもしれません。

また、障がい者とeスポーツの可能性として、障がいのある方が参加できるeスポーツの大会が開催されたり、大手のゲーム会社もそういった大会に積極的に協力してくれています。障がいのある方がeスポーツのプロを目指すための就労支援施設なども設立されており、障がい者とeスポーツの可能性は日本でも注目されています。

目指す職業や夢のひとつとして、ゲームプレイに関わる仕事を選択したい方もいらっしゃると思います。FIRST COMMONSの提案するグループホームの中で、ゲーム好きが集まって、そういったプロが生まれる可能性もあるかもしれません。

■グループホームの構想

基本的には一般的なグループホームとは変わりません。共用部分には、ゲーム用のモニターとスピーカーを設置して、入居者がみんなでゲームを楽しめるようにします。時には映画やアニメをみんなで鑑賞するのも良いでしょう。

また共用で使えるよう