東京山谷で野宿生活を送る人がコロナ禍の冬を越すための緊急支援をお願いします!

ていただきたいと思います(詳しくは後半に述べるのでぜひお読みください)。そういった方々には時間をかけて寄り添いながら必要な支援をしていきます。
地域生活支援:社会との接点をつくる

社会との接点として、我々が重視しているのは地域との関わりです。結YUIでは平時から山谷に住まう人たちとで地域清掃を実施してきました (さんやカフェ清掃隊)。定期的に有志で地域を回り、ゴミ拾いをするという地道な活動を通じて、生活保護の方や野宿生活の方々と言葉を交わし、互いを知っていきます。路上で飲んでいる人の中には一緒にゴミ拾いをし始める方もいます。また、清掃中に様々なまちの人から「おつかれさま」「ありがとう」と声をかけられることでまちの一員としての帰属感と自己肯定感の向上に繋がります。

一度社会との接点が希薄になると、再び信頼関係を構築するには時間がかかります。個人の尊厳の回復には、物理的な環境(衛生的でプライバシーを守れる場所)と心理社会的な環境(自主的な選択が可能な生活環境、立場に関係なく人として互いを尊重しあい、話ができる人間関係)が必要です。この2つの環境が担保されて初めて人は再び社会との関わりをもつ準備ができるのでは思い、その一助になりたいと願っています。

将来的には皆さんが山谷地域の住民の一人として過ごすことができるよう、地域でボランティアを含めた事業活動を通し継続的に関わり働きかけていきます。

輪番の仕事待ちをする人たちの列。寒さで人もまばら。
「ダンボール手帳の仕事はまだあるが少なくなってきている、3月にはなくなる」「(城北労働福祉)センターから出る民間の仕事が減っている」とのこと。
ご支援の額の使い道について

・常時15名を対象とする場合、35日間で宿泊費2,250円と考えて約120万円が必要になります。

・極寒の屋外でも耐えられる寝袋など必要物資の提供、食事を野宿の人に届ける「ごはん配り」を継続して行います。約24万円

・看護師、精神保健福祉士等専門家による健康相談、医療に繋げるための体制づくり。約20万円

・その他クラウドファンディング手数料 消費税 約36万円

野宿生活からすぐに福祉事務所で生活保護を申請する場合とは違って多額の費用がかかるようになってしまいます。少しでも多くの方にご協力頂けたら幸いです。

現在、寝袋の配布は既に始めています。看護師による巡回も始めました。
ご支援の額が目標よりも集まらない場合は物資と食料の支給の削減、受入れ人数や日数の削減で対応していきます。

写真は『ごはん配り』の様子です。野宿中の人に栄養ある美味しい食事を配り生活・健康状態の聞き取りを行います。

当法人は山谷地域にて宿泊業と飲食業の事業活動を行う一般社団法人であり、免税などの特典はありません。コロナ禍で通常事業も大幅な赤字ではあるのですが、新型コロナウイルス感染症特別貸付を受けながら事業は継続できています。よってご支援の額は手数料税金を除いて100%支援目的に使用し、法人の通常事業の人件費や経費に充てることは一切ありません。

今回は主に緊急支援のためのクラウドファンディングですが、この支援を通じて希望する方には医療扶助単給を含めて生活保護に繋げ、更に地域での活躍の場をつくるために地域清掃や就労支援に繋げていくことができればと考えています。将来的には誰もが山谷地域の住民の一人として過ごすことができるよう、皆さまからのご支援を賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。
なぜ生活保護を受けたくないという野宿者が多いのか

冒頭に、野宿