ラベンダーに加えて、今回新色として薄い緑色(ミント)を追加。お好みの色を選んでいただけるようにしました。
2.書いている行がはっきりとわかる罫線
問題点の2つ目は、
「中紙に印刷されたラインがわかりにくく、書いているうちに行が変わってしまったり歪んでしまったりすることがある。」ということです。
行(=罫線)がはっきりとわかる工夫をしてほしい。そこで、まず一つ目の試みとして、太い線と細い線を交互に印刷したものを作りました。
太い線で行がはっきりと認識できるとともに、細い線を使い漢字にフリガナをつけ、書く時のバランスを取りやすくできるようにしました。
また、一番上と一番下、そして真ん中の罫線に1㎝ごとの印を入れ、15cmの定規でもきれいにタテ線を引くことができるようにしました。
もちろん、この印も長さ・太さなど数種類のものを用意して印刷し、よくわかるが気が散らないものを選んでいます。
2つ目の試みとして、一行ごとに薄い色のついた帯を印刷し、行がはっきりとわかる工夫をしました。
罫線が印刷されていない帯状の罫なので、じゃまにならず、イラストなども自由に描けるようになっています。
3.シンプルなデザイン
そして、3つ目の問題点は、
「中紙に印刷された日付欄や、表紙の華美なデザインなどが気になって集中できない」
ということでした。
必要なものだけに絞ってその他のものは一切なくしてほしい。
思い切って中紙の印刷からは日付欄などをなくし、おもて表紙は中の罫内容の一部だけを表したシンプルなデザインとしました。
4.見開きが良く、簡単にばらけることのない無線とじ製本
5.ノート作り60年の経験から生まれる確かな品質
私たちが最も誇りを持っているのがノートの品質です。
昭和38年以来、約60年間に及びノートの生産を続けてきました。
品質管理にもこだわりがあります
昭和42年には、厳しい審査をパスしてJISマーク表示許可工場に認定されています。
また、ラインカメラを使った印刷品質のチェックや各種センサーを活用した工程不良発見、不良品排出システムなどを導入し、人の目では発見しにくい不良品の発生防止にも努めています。
日々たゆまぬ努力を重ね、毎年2千万冊以上のノートを作り続けてきました。
”mahora”をお使いいただいたお客様から頂いたうれしいお声をご紹介します。
●中1で書字障がいのある息子が使った感想です。
「ラベンダーは英語に。濃い色の行に英語を書いて薄い色に日本語や補足を書くと区別がつきやすい」
「レモンはそれ以外の教科に。特に行の真ん中に薄い線があるから字のバランスが取りやすい」
息子はいつも一般的なノートに青ペンで書いています(※)が、mahoraは青ペンとの相性がすごくいいそうです。
※息子は鉛筆の黒よりも青色で書く方が疲れず認識、理解がしやすい
もっと色々な方に手に取っていただきたいと思いました。
素敵なノートをつくっていただいてありがとうございました。
●このような商品を開発されたこと、とてもうれしく思っております。
発達障害だけでなく、大人になっても原始反射というものが統合されておらず、日常に困りごとを抱えながら生活している人がいます。(私もその一人です。)
ノートひとつをとっても、紙質や罫線の太さや濃さで使い続けることがしんどい場合があります。
ですので、今回のmahoraノートのことを知った時は、ホントに嬉しかったです。
これからも、いろいろな商品を開発され続けることを楽しみにしております。
●約2カ月前に購入