障害のある子供達のリハビリの機会を継続させたい!in ミャンマー

障害のある子供達のリハビリの機会を継続させたい!in ミャンマー
ミャンマー・ヤンゴンにある心身に障がいのある子供達の為のトレーニングセンターの運営資金調達プロジェクトです。新型コロナウイルスの影響で、営業自粛要請が発令されており、子供達の訓練の機会や居場所の確保が難しい状況です。日本とミャンマーの国境を越え、子供達の未来へのご支援を頂けたらと思います。


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障害のある子供達のリハビリの機会を継続させたい!in ミャンマー
6 ~ 7 分

はじめまして。現在、茨城県常陸太田市でカフェ「山のcafe sasahara」を家族と共に運営しています菊池真澄と申します。

このカフェは就労継続支援B型事業所であり、心身に障がいのある方々と共に仕事を行い、自立に向けての就労支援等を行っています。

今回挑戦するプロジェクトは、新型コロナウイルスの影響で長期ロックダウン継続中であるミャンマー・ヤンゴンにある、心身に障がいのある子供達の為のトレーニングやリハビリ施設「Moeトレーニングセンター」が運営危機に直面しており、それを資金面で支援する為のプロジェクトです。

2011年軍政から民政に移管されて間もなく、2012年にミャンマー人の友人Moe(理学療法士)がヤンゴンにMoe トレーニングセンターを立ち上げました。わたしが開所当初にMoeトレーニングセンターに足を運んだ際には、トレーニングやリハビリを受けている子供達は2〜3名のみでした。

〈センター開所時の様子〉

ミャンマー人の多くを占める宗教観の中には、障がいは前世で悪行を行い、現世ではその罪の為に障がいをもって生まれてくる。という輪廻転生の見方があり、障がいのある子ども達は家の中で人の目から隠されることがまだ多く見られます。その為、根気強くご両親や家族と話をしていき、信頼関係を築き、子ども達の自立に向けての社会経験や関わりをもてるようにすることが必要と、センター開所時Moeが話をしていました。

2020年現在、センターを利用している子ども達は40名へと大きく増えました。また、開所当時には未経験だった職員も専門的な知識や経験を蓄え、今ではセンター職員のまとめ役へと成長しています。

〈現在の様子〉

少しだけわたしについてお話をさせて下さい。
大学を卒業する年の夏、なんとなく周りの動きに同調するように、特別支援学校教諭を目指し教員採用試験の為に、勉強を続けていました。

ある日、ふと電車の中吊り広告に目をやると「青年海外協力隊」の文字。

心を強く惹かれるものを感じ、教員採用試験の勉強を返上し、青年海外協力隊へ挑戦することを心に決めました。

思えばわたしは小学生の頃から外国や異文化という、自分と違う文化や言葉に興味や関心が強くありました。

なんとか協力隊の試験を通過し、派遣国マレーシアでの活動が始まりました。

派遣先は障がい児者の包括的な支援を行う歴史あるNGO組織でした。これまで勉強してきた専門性を活かしつつ、異なる言葉や文化の中に身を置けることに心躍らせマレーシアまで来ました。
しかし、現実は挫折の連続でした。

人とうまく話せない。気持ちが伝えられない。

人がなにを考えているか分からない。

何をどうしたらいいか分からない。

そんな焦燥感ばかり積み重なり、人々と距離を置くようになり、期待に胸を膨らませていた気持ちはすっかり萎みかけていました。
そんな中、同じ外国人で理学療法士として働くミャンマー人のMoeと出会いました。どうにか絞り出した言葉や気持ちを汲み取ってくれた人でした。そこから、出来ないことや分からないことへの羞恥心から抜け出すきっかけをもらったように思います。
Moeのいつも明るく真摯に人々に向き合う姿に、人としてたくさんのことを学ばせてもらいました。

2年間の青年海外協力隊としての任期が終わる頃に、Moeは祖国のミャンマーへ帰国することになり、私は日本へと帰国しました。

「これからはそれぞれ