「はじめに・ご挨拶」
五十嵐晴冬（いがらしはると）です。
フリースタイルスキーのエアリアルという種目をやっています。
地元の美深エアフォースというエアリアルチームに所属して活動をしております。
エアリアルという競技は…
空中演技を競うスキーのフリースタイル競技の1つです。
長さ160cm程度のスキー板をはいて空中に飛び上がり、宙返りや捻りをして着地するまでの短い競技です。
空中姿勢や着地の仕方等が採点内容となり、その点数に難度点をかけたスコアで勝負を行います。
↑ジャンプ台から飛び立つシーン
↑空中に飛び上がり、宙返りや捻りをしているシーン
「このプロジェクトで挑戦したいこと」
今年の12月にフィンランドのルカビレッジにて行われる、シーズン初の大切な試合があります。
その試合に参加するために11月の中旬から現地でトレーニングをしたいと考えております。
そのための渡航費、宿泊費、生活費、施設利用料が必要になるため、この活動に挑戦しようと思いました。
フィンランドでのトレーニングと試合でシーズンインを順調に進め、2月に美深町で開催される全日本選手権で優勝し、2連覇を達成することが今シーズンの目標です。
2026年の世界大会出場を目指し、2030年の世界大会では金メダルを目標としています。
今シーズンはそのための重要なシーズンだと考えています。
フィンランドでの試合には北京での大規模な大会が控えている選手も参加すると思うので、そこで一度自分がどの位置にいるのかを確認することで目標達成までの道がより具体的になると考えています。
「私がこのスポーツを始めたきっかけ」
小学3年生の冬、隣町のスキー場で行われていた地域の人々を対象としたエアリアル大会に出場しました。
エアリアルは初めてでしたが大会では3位に入賞する事ができ、エアリアルが楽しいと思うようになりました。
その後、美深エアフォースというチームに加入し現在も活動を続けています。
「これまでの歩み・軌跡」
中学3年生の冬、初めての海外遠征で先輩方やコーチとスイスに行きました。
日本では練習施設が美深町にしか無いため、初めて違う場所で飛べる楽しさや、色々な国から集まった大きな選手達が少し怖かったり…など色々な経験をしました。
数日トレーニングをした後に行われた試合では、2本飛んだジャンプがどちらも失敗してしまい、結果は正確ではありませんが、下から数えて1番か2番でした。
同じく良い結果を残す事ができなかった先輩は悔し涙を流していましたが、僕はレベルが違いすぎて涙すら出ませんでした。
試合が終わり帰国し、家に帰ってから遠征を振り返り自分が悔しいと泣ける程の努力をしていなかったことや、その結果に納得してしまった事が悔しくて泣いていた事を覚えています。
その後、高校生の頃は今でも大変お世話になっている豊田トレーナーや、競技は違いますがバイアスロンの選手の方々、チェアスキーの狩野亮選手、パラカヌーの瀬立モニカ選手と一緒に1年間色々なトレーニングをしました。
同世代の他競技選手とのトレーニングはとても刺激的で沢山成長する事が出来ました。
海外での経験と世界で戦う選手達を見て、今まではどこか他人事のように言っていた世界大会で金メダルという夢が目標に変わり、高校時代の出会いで目標がより具体的になりました。
＊主な成績
2020-21 全日本選手権優勝、ワールドカップ出場
2019-20 全日本選手権2位
2018-19 全日本選手権3位、ヨーロッパカップ16位
「資金の使い道・実施ス