■「コエテコエ」について
はじめまして!学生団体コエテコエと申します。私たちは「時代・国境・性別・障がいなどの、ありとあらゆる壁を越えて、届かぬ想いを声にしていく」ことを目的に、今年4月に東京で結成した6人組です。(HP:https://www.koetekoe.com/)
現在私たちは、長野県上田市で《コロナ禍の学生美術展》「止まった時代の主人公たち~1945×2021~」※8/19(木)~8/29(日) を開催しています。
この美術展は、「私たちが直面しているコロナ禍には、第二次世界大戦中の人々の状況と重なる部分があるのではないか」というアイデアのもと企画され、コロナ禍の画学生の作品18点に加え、戦時下とコロナ禍を対比する展示を行っています。
時代を越えて、戦時下とコロナ禍を重ね合わせることで、新たな視点で今を見直し、歴史を振り返るきっかけになればと思っています。
■オンラインで美術展を届けたい!
このクラウドファンディングによって私たちが実現したいことは、この美術展の【オンライン開催】です。
現在、新型コロナウイルスの感染拡大は留まるところを知らず、首都圏をはじめ、多くの地域で緊急事態宣言が発令されています。このような状況下では都道府県を跨いだ移動は困難であり、遠方より美術展にお越しいただけるよう呼びかけることが非常に難しい状況です。
しかし、そんな「行きたいところに行けない」「終わりが見えず、不安が募る」世の中だからこそ、私たちには伝えたいメッセージがあります。
■なぜ美術展を開いたのか
現在、私たちの美術展が開催されているのは「槐多庵」という建物です。
「槐多庵」は、戦没画学生慰霊美術館「無言館」に隣接しています。
▽信濃デッサン館別館・槐多庵
みなさんは、「無言館」をご存知ですか。
無言館では、太平洋戦争で志半ばで戦死した画学生97名の遺作、遺品650点を修蔵・展示しています。
▽無言館
第二次世界大戦下、戦地に送られ帰らぬ人となった若者たちが理不尽な世の中でも描き続け、青春を注いだ作品の数々。その空間に足を踏み入れれば、当時を懸命に生きた人々の暮らしが確かにそこにあったことを感じられます。
終戦から76 年を経た今、私たちは「戦争」とどう向き合っていくべきなのかー。
無言館と出会い、私たちと年の変わらない若者の戦争体験に触れたとき、この問に向き合うことが、私たちの使命であると考えるようになりました。
■美術展のテーマは、「戦争×コロナ」
新型コロナウイルスが猛威を奮い始めてから、早くも 2 年が経とうとしています。行きたいところに行けず、会いたい人にも会えない。私たちコエテコエは、このような状況が戦時中と共通するものがあるのではないかと考えました。
そこで、戦争で亡くなってしまった画学生と、コロナ禍で思うように制作が出来なかった学生達を重ね合わせ、彼らの「声」を届けることを決めました。
それが、今回開催した「【コロナ禍の学生美術展】止まった時代の主人公たち~1945×2021~」です。
未知のウイルスに怯える若者たちも、戦争で命を奪われた若者たちも、みんなが「主人公」です。
この美術展を通して、それぞれの時代を生きた若者の作品から聴こえてくる「声」に耳を傾けてみませんか?
▽自宅で過ごすことが増えた作者が、キッチンに立つ母親を描いた作品
▽ひめゆりの学徒と作者を重ねわせた作品
■なぜオンライン開催を実現したいのか
8/24(火)現在、美術展の開催から1週間弱が経ちました。その間