10年誌を作って、活動を飛躍させたい。
東京郊外、多摩地域からアートを発信!
世界中からアーティストが集まって、
地域の人々と自然に交流ができて、
子育て中のアーティストもゆるやかに活動を続けることができる、
そんなグローカル・アート・コミュニティづくりを目指しています!
みなさん、こんにちは 芝辻ぺラン詩子です。
このページに目を留めていただき、誠にありがとうございます。
東京郊外の府中でアートスペースを運営しています。
2002年に武蔵野美術大学を卒業後、渡英し、イギリスの美大に行きました。
帰国後、知り合ったフランス出身の情報工学博士でアーティストのステファン・ぺランと結婚。
幼少期を過ごした府中の民家を祖母から譲り受け、新婚生活をスタート。
住宅の一角を創作発表の場として、10年前の2011年にartist-run-space merdre(アーティスト・ラン・スペース メルドル)をオープンしました。
(アートスペースに併設したカフェの中)
改装はDIY。夫ステファンと1年かけて少しづつ。
和室二間をアートスペースとして、展覧会やコンサート、体験型ワークショップを仲間のアーティストたちの協力を得ながら、運営してきました。
やりたいことをやりたくて、運営は非営利。
採算取れないこともしょっちゅうでしたが、ガレージだったスペースも改装してカフェをオープンして、来場者からの飲食注文を収入源としてなんとかやってました。
都心に行かなくてもアートに触れることができる。
靴を脱いで畳でリラックスできる。
牧歌的な空間なのに、実験音楽や現代美術、ビックリするような、ニッチな表現活動ができる場所として、世界中のアーティストが訪れ、親しまれてきました。
(2015年から新年恒例の「こたつライブ」での一コマ)
(注目の若手アーティスト、樫内あずみさんの個展の一コマ)
2015年頃からは、地域情報誌や「NHKあさイチ」、民放の有名まち歩き番組、「モヤモヤさま〜ず2」「途中下車の旅」などでも取り上げられるなど、メディアからも注目されてきました。
(モヤモヤさま〜ず2の番組内でウタコの代表作「人間ドッグ」を作るワークショップを敢行。出演者が制作した「人間ドッグ」たち)
「あの家は一体なんなの??」
テレビで見たけど、入りにくい、そもそも開いているのかさえわからない、入ってみても謎が深まるばかり・・・。
モヤモヤを膨らませてきたご近所の方は多かったと思います(汗)
そう、私たち、数多くのメディア取材にもかかわらず、PRのやり方がわからないまま、内輪感たっぷりに10年も営業してきてしまったんですっ(滝汗)
完全に発信不足!コミュニケーション不足!!!
でした😅
アーティスト・ラン・スペースってそもそも聴き慣れない言葉ですよね?
アーティストが「運営する場」という意味なんです。
私たちアーティストの生活と制作、発表の場が一体となって、子育てしながら、ゆっくりふんわり、マイペースに営業してきました。
(マシマタケシさんの個展開催中に展示スペースで寝起きしてみたり・・・)
(子どもが危うく作品に触りそうなニアミスは幾度も!!)
ああすればよかった、もっとこうしたらよかった。
後悔は山ほど。
できなかったことへの言い訳もチョモランマ並み。
それでも、続けたかった。
自分たちにとって必要だった場所、それがメルドル。
子育ての責任を負いながら、その責任から逃れながら、アートの活動は続けたかった。
たとえきちんとできていなくて