会計は難しい。
会計は面白くない。
会計は取っつきにくい。
会計は地味である。
会計は面倒くさい。
そんな世間の誤解を解くために、
日々奮闘努力を続けています。
はじめに
~会計を右脳感覚で学べる「勘定絵科目」のご紹介~
こんにちは、アミューズ会計社代表取締役・山田会計事務所所長の山田英裕です。会計、税務、経営支援の顧問として、多くの企業や個人の皆さまと仕事をしています。今では会計の面白さを心の底から感じている私ですが、最初は会計の仕事にさほど積極的ではありませんでした。家業だったので、仕方なく継いだというような経緯です。そして現在、多くの取引先や友人は会計について、最初に述べたようなマイナス方向の感情をもって接していることを痛感しています。会計に対する苦手意識は、経営者としても、サラリーマンとしても、大きなハンデを負うものであり、非常にもったいないものです。そのような心境になってしまう理由のひとつに、会計を学ぶ機会を得ることなく社会人になってしまうことがあります。誰だって知らないものに前向きに向きあうのは難しいことです。そこで、人生の早い段階から会計と楽しく接する方法はないかを日々試行錯誤する中で、勘定科目をイラスト化することを思いつき、200科目以上の勘定科目のイラストを開発しました。勘定科目を絵にしたので「勘定絵科目」と名付けました。
<「勘定科目」を絵にした「勘定絵科目」のサンプル>
さらに、この勘定絵科目を使い、もう一歩踏み込んだ教育ツールが作れないかを考えた末に、百人一首のような「かるた」にすることを思いつき、2020年に「勘定絵科目かるた」を製品化しました。一般社団法人全日本かるた協会が唯一公認している競技用百人一首を製造している京都大石天狗堂さんに製作協力をいただきました。
<えかモくんの勘定絵科目かるた>
かるたの読札には勘定絵科目と七五調の句が描かれ、その勘定科目の意味が理解できるようになっています。また、取札には勘定絵科目と勘定科目名、分類を表す小さな絵科目アイコンが描かれ、その科目の分類がひと目で理解できます。七五調の句は、勘定科目の意味内容を説明するものですが、単に定義を当てはめるのではなく、日本語の響きや語呂のおかしさにこだわると同時に、勘定科目の意味と微妙なニュアンスが理解できることとの両立を図りました。
「勘定絵科目かるた」は、完成された「ゲーム」としてそのまま遊ぶだけでも十分に楽しむことができますが、学校教育、社員教育のツールとしての可能性を秘めています。かるたの内容は、会計の専門家、経理マン、簿記や会計の学習をしている方にこそ感じていただきたいニュアンスをたくさん含めています。制作者自身が会計のプロであり、夜な夜な吟味を重ねて制作しました。だからきっと、会計や税務のプロが見ても、かなり読み応えのある品質になっていると自負しています(笑)
勘定科目を覚えること・勘定科目のイメージを持つことは、会計や簿記学習の入口部分であるにもかかわらず、実務を知らない学生にとって簡単なことではありません。また日常の会計処理を苦にしない経理マンだからといって、勘定科目の本質を正しく理解しているとも限りません。会計は間口は広く、かつ奥深いものです。「勘定絵科目かるた」には、その奥深い会計のニュアンスを、絵とかるたの句として詰め込んでいるため、会計知識のレベルを問わず、学びを得ることができます。今年の正月、「勘定絵科目かるた」を使用したかるた大会を開催したときは、会計をよく知る人も知らない人も一緒になって