楽しく盛り上がりました。
<第1回新春勘定絵科目かるた大会>
また、この研究では、「勘定絵科目かるた」とともに、イラスト化された勘定科目を貸借対照表と損益計算書にプロットされた「勘定絵科目表」も教材として利用します。
「勘定絵科目表」は、折に触れて眺めながら勘定科目全体を認識できるようにしたもので、「元素記号表」、「あいうえお表」、「世界の国旗一覧」等に代表される「学習ポスター」の勘定科目版です。本来ならば勘定科目名と数字がずら~っと並ぶ「貸借対照表」と「損益計算書」が、その様式や並び順をを保ちながら、すべてイラストで表現されています。そのため、勘定科目の全体像を、イラストを眺めながら楽しく身につけることができます。
<えかモくんの勘定絵科目表>
このプロジェクトで実現したいこと
~研究材料としてのかるた購入の予算を!~
このたび、「勘定絵科目かるた」を商学部・経営学部の講義や会計教育に活用することで、①能動的な教育手法を構築し、②学生の簿記・会計を学ぶことへの認識変化を検証する研究を行います。これまで、大学で一般に行われてきた教科書を中心とした座学形式の簿記・会計の講義と比べて、会計教育に柔軟なアプローチを導入することで、学生の興味や理解度にどの程度違いが生じるのかを実証研究するという意欲的な取り組みです!
この研究の発起人が「勘定絵科目かるた」と「勘定絵科目表」を監修された名古屋学院大学の曽場七恵先生です。そして今後は東海地域の他大学との研究協力プロジェクトも始まる予定です。
会計を学ぶことにより積極的な姿勢が学生の中から生まれることで、将来的には学生のより良い就業機会の実現、日本経済の振興にもつながることが期待されます。海外のアカウンティングが日本に会計として紹介されて100年以上が経ちましたが、その学習方法が大きく変わることはありませんでした。その結果、退屈さに耐えきれず会計を学ぶことから脱落した人、あるいは会計を学ぶことの大切さに気付かずに関心が別のところに移ってしまった人が、社会に出てから「もっと会計を学んでおけば良かった」と後悔しているのです。新しい会計の学習方法の研究は、いままで当たり前と思われてきた教え方や学び方に変革をもたらし、未来を照らす可能性が大いにあります。この研究では、大学の授業で学生にかるた使用してもらうことが不可欠であるため、最低でも60セットの「勘定絵科目かるた」が必要となります。
本プロジェクトによって、上記の研究を資金面から、そして社会環境面からサポートすることを実現したいと考えています。
なお、本プロジェクトは、勘定絵科目かるた開発者である「アミューズ会計社」と、本かるたを使った会計教育の実証研究の発起人である「曽場七恵先生」とで共同で立ち上げ運営させていただいております。
プロジェクトをやろうと思った理由
~会計の面白い研究を広く知ってもらい、会計を楽しくするムーブメントを!~
一般的に「玩具」という認識を持たれている「かるた」が研究教材となります。会計の研究に「かるた」を用いるという、そのユニークすぎるアプローチからか、各大学において、研究費の予算で「勘定絵科目かるた」を購入する承認が得られない状況に直面しています。大学の運営には国からの補助金が充てられており、補助金の財源は私たちの税金です。それゆえ、公的資金の使途として研究費の内容を厳格に判断することは非常に大切なことです。とはいえ、前例のない予算申請に慎重になり過ぎるのも日本中で見られる一般的な傾向です。ここで皆さんにご理解