みなさんこんにちは。
北海道函館のハンドメイド雑貨屋( MinaMina )店主で【生理用品無料配布プロジェクト】の発起人、生理用品マイスターという肩書きで TikTok や Twitter などで生理と生理用品についての情報発信中の佐々木絵美と申します。
私たちは、“生理用品を必要とする人みんなが当たり前に無料で使える社会に” をコンセプトに、2021年3月から、生理用品の寄付を集めて誰でも無料で持って行ってもらえる場所を拡げる【生理用品無料配布プロジェクト】という活動を続けています。
生理用品をお届けする代表・佐々木 / いただいた寄付で生理用品を購入しているところ
“生理用品を必要とする人みんなが当たり前に無料で使える社会に”
【生理用品無料配布プロジェクト】とは「だれでも」必要な時に「無料で」生理用品にアクセスできることを目標とし、みなさまの寄付で購入した生理用品を全国の【無料スポット】に設置し、継続してお届けして必要な人に気軽に受け取ってもらうプロジェクトです。
もちろん、目標は「生理のあるすべての人」にお届けすることなので、誰でも気軽に持って行ってもらい、余裕のある時には寄付で応援してもらえるような、持続可能な活動を目指しています。
⬇️きっかけや、これまでの経緯など、詳しくは下記のnoteの記事をご覧ください。
note – 【生理用品無料配布プロジェクト】について
Gスクエアさんへお届けの様子
このプロジェクトを始めていただくようになったコメントやDMで、経済的な理由で生理用品が買えない『生理の貧困』だけでなく、様々な理由で生理用品を買ってもらえない小中学〜高校生、買って欲しくても言えない状況の子ども、配偶者の無理解やモラハラに苦しむ人などがたくさんいることを知りました。
コロナ禍で『生理の貧困』だけが注目されるけれど、これは普遍的な問題で、現在も生理用品が手に入らない境遇の人がたくさんいる。そしてそれを私たちに声を上げて教えてくれたのは「過去」に辛い思いを経験していた人たちで、「今」辛い思いをしている当事者は、恥ずかしさや後ろめたさから誰にも言えなかったり、生理や生理用品の知識がなくて解決策が分からなかったり、家庭環境などに原因があって声をあげることもできずにひとりで耐えているのだと思います。
「生理のあるすべての人」に届けたいこのプロジェクトですが、現実的な目標として、1人でも多くの「適切で充分な生理用品を買えない人・買ってもらえない人」に届けたいです。
例えば・・・
■経済的理由で充分に買えない
安いもので1パック200円ほどの生理用品が買えない=「生活保護行った方がいいのでは?」「なんでスマホは持ってるの?」というようなコメントがあまりにも多く愕然としています。
生理はだいたい月1回1週間、お金がないからといって止めることはできません。経血量もその他の症状も人ぞれぞれですが、1回の生理期間をある程度快適に(清潔に)過ごすためにはナプキンだけでも軽く1000円、タンポンと夜用ショーツタイプ(各500円ほど)や生理用の下着の替え、ひどい腹痛や貧血などには鎮痛剤や鉄剤、本当はピルの処方が望ましいのに経済的にできない方もいます。
貧乏だったらそれらを我慢しないとダメですか?→最適に生理用品を使うことは、トイレでトイレットペーパーを使うことと同じくらい当たり前のこと(憲法「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」)ではないでしょうか。
コロナ禍でさらに厳しい経済状況が続いていくと思いま