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自然の草100%で育てたジャージー牛の乳製品を全国に届け、免疫力でコロナに勝つ!
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はじめに・ご挨拶
循環型オーガニック牧場+民宿「一二海(ひふみ) 」女将の田辺正代(71歳)です。私は7年前から熊本県天草市牛深町で体験型農家民宿「一二海」を開業しています。
民宿で出す魚や野菜等食材の80%は、家の周りで収穫した自然食材を利用し、BBQはじめ海山での様々な体験を魅力にしています。また、塩や乳製品を自家製で製造販売しております。
海の潮風を浴びて育つ草と牛。牛たちが排出したものを自然に戻し、土作りに活かす。この土は、野菜やサトウキビづくりに使用。鶏が野菜や残飯で育つ。化学肥料を与えずに育てた野菜や肉と、海からの恵みである旬な海産物を使った民宿の料理。お泊りになる方も、食という行為や、乳しぼり、塩づくり、釣りなど様々な体験に触れる中で、そんな命の巡りの中に取り込まれます。
一二海では自家製の加工品も製造。農林水産省食料産業局長賞・熊本県農産物加工食品金賞のカツオみそ「おっげんしゃー」、「一二海の塩」「黒糖 菊次三代目」これからはさらに、牧場からの加工品をお届けしていくことで、宿を離れても「一二海・菌」がお客様のお手元で暮らしを醸していただければと思っております。
福岡県筑後市で生まれ育ち、東京で学び、福岡から鹿児島で働き、そこで漁師の主人と出会い結婚しました。天草市牛深は漁師町、最初は新入りには住みづらい面もありましたが、今では愛するふるさとです。
美味しいミルクを飲みたいとの想いから、最初はヤギを買うことを考えていましたが、熊本県玉名市の玉名牧場でジャージー牛に出会い、そのかわいさにほれ込んでしまいました。しかし主人の猛反対に会い、一度はあきらめました。しかし、やはり忘れることができず、私を介護するか・牛を育てるか の二択をつきつけたところ、一晩考えた末「そんなに飼いたいなら、飼っていいぞ。」しぶしぶ了承してくれました。民宿のそばで2頭の牛(夢ちゃん、藍ちゃん)を飼い始め、 今では、一番お世話してくれているのは主人。感謝しかありません。
一人娘は、小さいころから動物好きでした。オス猫に育てられ、犬とカエルを中庭で飼っていました。カエルの生餌には不自由しない放し飼いができる環境でした。福岡の大学に通っていたころ、2014年4月の牛深ハイヤ祭りで帰省した折、
「今日牛が来るよ。」夢ちゃん、藍ちゃんが一二海にやってきました。
同年6月に民宿開業。2015年4月には娘も牛さんのおかげで戻ってきました。加工も手伝ってくれるようになりました。
そして7年目の今年2020年9月、熊本県農産加工品の部門で「飲むヨーグルト極みリッチ」が銅賞を頂きました。3年前から乳処理業の認可がなかなか取れなく挫折しそうな私でしたが、沢山の方から励ましをいただきやっと牧場の開業に漕ぎ着けました。
(左から明(メイ)ちゃん、桃(モモ)ちゃん)
受賞歴:
カツオみそ「おっげんしゃー」:農林水産省食料産業局長賞、熊本県農産物加工食品金賞
「飲むヨーグルト極みリッチ」:熊本県農産加工品部門銅賞
ジャージー牛について
藍ちゃんと夢ちゃんの2頭から始まった一二海牧場。
たくさんの子に恵まれ9頭になりました。
ジャージー牛は一般的な乳牛のイメージのホルスタインに比べ濃厚な味が特徴です。
その代わり乳量は三分の一ほどしかとれません。
旨味がギュっとつまった美味しい牛乳です。
裏山を整備し、自然の草100%で育てたジャージー