ご挨拶
皆様はじめまして、石原悠太と申します。私は東京学芸大学の学生です。この度は、本プロジェクトをご覧いただき誠にありがとうございます。最後までご一読の上、応援のお気持ちをいただけましたら大変光栄です。
私は小学生の頃から、教員になりたいという思いを抱いていました。強く憧れていました。大学進学の際にも迷うことなく教育学部を選びました。東京学芸大学在学中に、Teacher Aideという学生団体に加入して「教員の労働」について学ぶうちに、私の教員への憧れが “別の何か” で覆い隠されるのを感じました。決して教員への憧れの気持ちが薄れたわけではありません。Teacher Aideの活動を通して、「子どものため」と朝から晩まで働き、心身を壊してしまう先生方のお話もたくさん聞いてきました。憧れの教職に就く夢を叶えた私の友人も、度重なる長時間労働から心身を壊し、休職しました。憧れて、夢を叶えたにも関わらず、今は苦しんでいます。
教員の労働環境に関して、簡単には解決できない問題であるということは重々承知しています。しかし、私にできることが何かないだろうか。そんな思いから、多くの先生方にお時間をいただき、お話を伺いました。「月に120時間以上も残業(※)している。しかし、管理職には何も言われないし、自分がどれだけ学校にいるかも正確には把握していない。」このような声は、一人二人の先生からではなく、本当に多くの先生から寄せられました。そんな聞き取りをしている時、「教員の労働による公務災害の申請時に、総労働時間の客観的証拠の入手に苦労した」という話を耳にしました。この時思いつき、今回作り上げたものが、在校時間把握アプリ『Wormat(ウォーマット)』です。
また、「他の先生方の授業や指導案を見て学びたいが、そんな機会がなかなかない」、「隣の学校ですら、どのような教育実践が行われているか把握していない」という声も多く聞きました。今は、コロナの影響もありSNS等で教育実践について発信されている先生方が増えました。その一方で、発信をしていない先生方も児童生徒に寄り添った素晴らしい実践をしていらっしゃいます。そんな実践が、共有されずにいるのはもったいないと考えるようになりました。全国の素晴らしい実践が共有され、各地で児童生徒に合わせた実践に変わり、また実践が共有され・・・そのような循環を生み出すことができれば、今よりもさらに良いものが生まれるのではないのかと考えました。そんな思いから、教育実践共有サイト『Liberus(リベラス)』を作りました。
(※) 基準の勤務時間を超えた部分を残業と表現しています。
アプリケーション、こだわり
① GPSで出退勤管理『Wormat(ウォーマット)』
近年ようやく大々的に教員の労働時間が問題として取り上げられるようになってきました。
「自分がどれだけ働いているかわからない」、「タイムカードはあるけどきちんと使えていない」、そんな声に応えました。
▶︎ 位置情報から自動的に在校時間を記録し、週・月平均時間も算出してくれます。
▶︎ 必要なことは “スマートフォンを持ち歩く” 、ただそれだけ。
▶︎ iPhone、Andoroidの両方に対応していることも強みの一つです。
4月に一般向けに無料公開いたします。それに先駆けて、3月にご支援いただけた方限定で先行登録にご招待いたします。(対象リターンの支援者の方のみが対象です。)
② 教育現場の“あったら助かる”にフォーカスしたクローズな会員制ポータルサ