はじめに・ご挨拶
皆さま、こんにちわ。
防災企業連合 関西そなえ隊は主に関西圏で防災関連事業に取り組む企業を中心に、防災・減災に興味関心のある方たちを巻き込みながら、大規模災害に対応できる企業間の共助のカタチを作り上げるべく、2014年4月から活動を行っている団体です。
防災・減災に関わる企業の課題解決に自分たちで考えて取り組む機会を作り、公的機関・メディアの専門家・防災教育活動を行う団体等とも連携しながら活動をしています。
活動の一つとして福祉施設(障がい者施設、高齢者施設など)での防災啓発セミナーや防災計画作り、備蓄品の整備などを行っており、日ごろから福祉施設関係者の皆さまとの交流を頂いております。
現在、世界中で立ち向かっている新型コロナウィルス感染症は障がい者施設に対してもとても厳しい影響を与えています。このプロジェクトを通して皆さまに新型コロナウィルスと必死に闘っている障がい者施設の現状をお伝えし、感染対策に必要な防護服の支援のお願いをする為にこのプロジェクトを立ち上げました。
〈施設スタッフが防護服を着ている姿〉
このプロジェクトで実現したいこと
障がい者施設の防護服が全く足りていません。
職員や障害のある方々が新型コロナウィルスを互いに感染させないために必要な防護服を5000枚送る事で、障がい者施設に関係するすべての人のいのちを守りたいのです。
皆様のお力をお借りできますと幸いです。
障がい者施設で起きていること
先ずは障がい者施設で起きていることをお話します。
2020年から感染流行が始まった新型コロナウイルス感染症。ご存じの通り、感染流行の勢いとどまるところを知らず、大勢の感染者に対し治療法や予防法などもまだ定まらず手探りの状況が続いています。
新型コロナウィルス感染症は人や社会の弱いところ、経営基盤の弱さ、健康状態の弱さを鋭く突いてきます。この両方の弱さを併せ持つ障がい者支援施設は現在、大変厳しい状況にあります。
障がい者施設では障がいのある方たち一人ひとりに寄り添った生活支援が実践されていますが、多くの施設は日常的な人手不足、経営資金不足の中で職員の善意に頼る形で必死の対応がなされています。
感染対策として施設内の清掃や消毒、健康管理など普段以上の労力がかかるだけでなく、障がいゆえにマスクを正しくつけられない方も多くある中で、日常の生活の中でどうしても接触せざるを得ない入浴や食事介助などお互いに大きな感染リスクが生じています。
また、知的障がいのある方たちは感染しても入院できる施設が極端に少なく、入所施設では施設内に隔離スペースを作り動線も管理する、職員も家庭に帰らず施設にとどまるなど、必死の対応に追われています。
〈防護服を着て施設の消毒作業中〉
このプロジェクトを立ち上げた背景
障がい者施設では体力的に弱い障がいや病気のある方々に対して互いに感染を広げないために、マスク、ゴーグル、防護服等の着用を徹底し、それを対象者ごとに頻繁に取り換えるなどの対策がされていますが、これらの感染症対策物品の中には入手困難な物や高額であるために施設の経営を圧迫する物もあります。
障がいや病気ゆえにマスクを正しく着用できない方も多い中、互いの感染を対処するために効果の高い防護服は高額であるため十分な数の防護服を入手するのは困難な状態です。
このような障がい者支援の現状に対し、『関西そなえ隊』では『株式会社コンシェルジュ』さまのご協力を頂き、日本製防護服を困っている障がい者施設に安価にお渡しするためのプロジ