田んぼからの贈り物「玄米粉焼ドーナツ」で水田を未来に残したい

田んぼからの贈り物「玄米粉焼ドーナツ」で水田を未来に残したい
長年の米作りと餅づくりで培った経験を活かし、玄米粉を使った新しい米粉スイーツを作りました。「玄米粉焼ドーナツ」で 米の消費拡大を目指し、水田を未来につなげるプロジェクトです。

はじめに・ご挨拶

はじめまして。新潟県の木場にある青木農場の青木弘(写真左)です。
昨年開発した、玄米粉焼ドーナツをもっと多くの人に食べてもらい、
新たなお米の消費拡大に繋げ、水田を次の世代に残したい。
そんな想いでこのプロジェクトをはじめました。

青木農場はこの地で代々稲作を続け、
農地を次の世代に託してきました。
美しい田園風景、大地に広がる水田は日本の誇りです。

この景色を見て、県外から来た人は、「こんなに広い空があるなんて」
とおっしゃってくれます。
伝統やお客様との繋がりを大切にし続け、私で18代目。
「美味しさ」と「安全」は創業当時から変わらないモットーです。
もっとお米の美味しさを知ってほしいと 、50年前からお餅の手作りを始め、
今では多くの人にご愛顧いただいています。

そしてこの度、長年の栽培・加工で培った経験を活かし、
新たな米の消費拡大に繋げようと、
玄米粉を使った冷凍の焼ドーナツを開発しました。
プロダクトのご紹介

「玄米粉焼ドーナツ」は小麦の代わりに自社栽培した玄米を使い、
自社加工所で1つ1つ手作りの、米粉の新たな冷凍スイーツです。

主原料は玄米粉のみなので、
体に嬉しい効果がたくさんあります。
小麦粉の油の吸収率は38%に対し、米粉は21%と低く、
さらに油で揚げていないため、くどく無くあっさりとした味わいです。
また、アミノ酸バランスも小麦に比べ優れているので、
タンパク質を効率良く吸収できます。
玄米は白米に比べ、ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富なので、
食べて罪悪感のないスイーツです。

こだわり

食べ物は安心・安全・環境にやさしいものをーー
主原料である玄米粉は、当農場で種まきから行い、
農薬・化学肥料は一般的な栽培の5割減で作られています。
また、農林水産省が推奨している制度である、JGAPの認証も取得しました。
JGAPとは、農作物(食品)の安全を確保するための生産活動について、
第3者が認証を与える制度です。
簡潔にご説明すると、食べる人の健康だけでなく、作る人も、環境も、
安全に作れていますか。というガイドラインです。

収穫した後、お米は保存するために乾燥するのですが、
急激な温度変化で品質が悪くならないよう、
一般的な乾燥時間の2倍の時間をかけて、ゆっくり行っています。
この手間が、焼きあがったドーナツのもちもち食感をさらに引き出します。

製造は自社工場で、一つ一つ手作りで行っています。
生地を流し込み、オーブンでじっくり焼き上げます。

米粉の特徴として、時間が経過すると硬くなってしまうため、
焼きあがり後すぐに急速冷凍します。
冷凍機も米製品に特化した最新式のフリーザーを使用しているので、
出来たての美味しさがいつでも楽しめます。
冷凍品なので、賞味期限は6ヵ月。
電子レンジで600W、約30秒なので簡単、安全ですので、
お子様のおやつや、急な来客にもご利用いただけます。
プロダクト誕生までのお話

この地で長年農業を続け、減り続ける田んぼを見てきました。
パンや麺類など多くの食文化があり、米の需要が少なく経営的に厳しい、
後継ぎがいない等様々な理由で農業を続けることができないのです。
そして使われなくなった農地は、だんだんと土の質が変化し、作物が育たなくなってしまいます。
日本が誇る田園風景ですが、実際に毎年多くの田んぼが無くなっているのです。
その面積は1.2~1.4万ha(東京ドーム2500個分以上)にのぼります。

田んぼの役割はお米を作るだけでなく、私たちの生活に