重厚なダークファンタジー小説『愛した人を殺しますか?―はい/いいえ』書籍化計画!

文がすっきりしたので、注釈の数を大幅に増やしました。メアリの注釈が増えるということは『世界観を形作る情報』が増えたということです。これらのほとんどは本編を理解するという点だけにおいては必要のない情報ですが、知れば知るほど愛殺世界が好きになり、世界をよりリアルに感じられる手掛かりになります。

具体的には、本文ではあまり触れられていない新しい魔道具や海賊のあり方、魔物や魔法の話、単なるメアリのつぶやきなどが増えています。
③登場キャラクターの追加

船医として活躍する獣人の新キャラクターを追加しました。特殊な海の魔物の獣人で、彼?もまた一風変わったキャラクターです。本編に大きく関わるわけではありませんが、特典短編にも登場する予定です。
④本文の加筆修正

横書きから縦書きになったことで、会話文の前後に積極的に地の文を増やすことができました。以下、赤線が増やした箇所です。

web版→紙版

横書きの際は会話文の前後に多くの地の文を入れると読みづらくなってしまいますが、縦書きでは会話文の直後に地の文が入るのは自然なことです。これを利用して、メアリの心情描写やキャラクターの動作描写等の増加に成功し、キャラクターたちを親身に、そして臨場感をより感じられるようになりました。
⑤webでは存在しない目次、奥付け、設定集、扉ページ

紙版のデザインはほとんど私が行っており、プロのデザイナーにアドバイスをもらいながら進めています。装丁はどれも洗練された美しいものになっています!

まずwebには存在しなかった目次ページや奥付けによって、さらなるクオリティ上昇をはかりました。またweb小説中の各話タイトルを一新し、より内容にマッチしたものに変更しました。このタイトルは書籍を手に入れた方のみが知れる特権です。

以下は制作中の扉ページのひとつです。

《web版》1話 砲撃戦

《書籍版》1章 息づく泡沫、鬨にかつえる と修正しています。

タイトル変更に加え、各話にモチーフとなる宝石を設定しました。宝石の逸話も含めて、章内容の伏線を示唆したりタイトルに意味を持たせたりしています。これは手に取った読者様が自由に想像し、考察すると楽しいと思います!

巻末の設定集では、web版ではいちいち違うページに確認しなければならなかったものを、巻末に入れることで使いやすくしました。とはいっても、あくまで愛殺は本編のみで話が分かるようにしているので、設定集は愛殺世界をより深く楽しみたい方に向けて作りました。後述します特典設定ペーパーも含めて、webで公開されていた以上の情報をお届けできるようにしています。
最後に

鏈歌様の描いてくださった表紙イラストは息を飲むほど美しく、正に海外ファンタジーと日本漫画文化のハイブリッドである当作品にぴったりな”絵画”です。

ラムズの船長室は装飾品や置物を細かく丁寧に描きこんでいただき、見ているだけで夢が広がります。しかも左半分はカバーの折り込み部分として船長室全貌の絵が続いているのです!ここはさらに描き込みがすごいです!この部分はまだ非公開とさせていただき、手に取った方が一番に大きなサイズでじっくり見てほしいと思っています。

2巻は酒好き幼女のヴァニラが表紙を飾る予定ですが、既にキャラデザが死ぬほど可愛いです!かわいいすぎる!!

ぜひ二巻も一巻も手に入れて、実際のイラストを生で見てください!!

★マーク付きのものは、全て今回のクラウドファウンディング限定特典です。今後販売・頒布する予定はありません。
■■※全てのデザイン