公(レーニエ3世公と故グレース・ケリー公妃のご長男)の専属料理人です。この番組の中で発言されたガルシア氏の至言を、ここにご紹介します。それは、「私は、美食家でもあるアルベール大公の健康を守る義務があるのです」という言葉です。その彼が選び、愛用しているのが“CENTONZE”なのです。
*NHK BS PREMIUMの初回放送日は、2016年9月24日。
“CENTONZE農園”を訪ねたC・ガルシア氏と当主
近年、オリーブオイルが日本の食卓でも普段使いとして置かれるようにもなり、健康志向がますます高まっていくことに私たちも喜び、また、そのような製品をお届けすることにより一層の責任を感じています。また今年の6月からHACCP(「食品衛生法」の一部改定に準拠した食品の衛生管理方法)の導入により、これまで緩かった輸入品の管理が厳格化される兆しもでてきています。
オリーブオイルはオメガ9に属しポリフェノールが豊富な食品です。
私たちのカラダは、約37兆個の細胞でできていて、その細胞に必要不可欠なのがオイルなのです。特に、脳は約60%が油(脂質)でできているのです。と、オリーブオイルは、皆様の健康にとって重要な役割をもつ食品であることを、ぜひ覚えていただけましたら幸いです。
“CENTONZE”の有機オリーブオイルは、シチリアの勤勉で
質実剛健な守り手によって、その品質は頑なに守り伝えられています
【シルクロードが繋ぐ数々の縁】
私たちは「超級點心」を製造・販売する亜細亜食品を基幹企業として、完全予約制スタイルの中国料理店『銀座 飛雁閣』という関連会社などを運営していることもあって、以前より、シルクロードには大変に関心をもっていました。
“CENTONZE”との出会いは、不思議な「縁結び」から始まりました。
私たちが初めてシチリアのチェントンチェ家を訪問したのは、2017年5月、初夏の風が心地よい夜半のことでした。
“CENTONZE”ファミリーは、当主Antonito氏、奥様Mariellaさん
長男Giacomoさん、長女Rosalbaさんの4人家族
翌朝、私たちはシルクロードの西端と東端にあるシチリア島と日本列島には、数々の類似点があることを、同地を訪れてはじめて気づくことになりました。
数千年にも及ぶ数々の歴史的な遺構、その間に種々の民族・人種が海を渡って彼の地にやってきて居着き残していった文明と文化遺産、習俗や慣習など…。
しかし、一番驚いたことは、出てきた家庭料理の品々を見たときでした。たくさんの魚介類や新鮮な野菜を使ったメニューの豊富さと調理方法には、私たちの想像を超えるほどの類似部分が多々ありました。
シチリア料理には、オリーブオイルとバルサミコ酢が必ず一緒に配膳される
それらを日本での醤油や米酢のように常用します
私たちと幾つかのコラボレーションをしていただているイタリアンの名匠・奥田政行氏は、現在、オリーブオイルで寿司を食すという『織音寿し』を開店されて、その驚きの味わいが大人気を博しています。
『織音寿し』の主人、『アル・ケッチャーノ』等のオーナーシェフ
イタリアン料理界の鬼才・奥田政行氏
奥田氏は、オリーブオイルについて、次のように話してくれました。
「イタリア料理のシェフにとって、良い“オリーブオイル”と出会うことはとても重要なことです。私の選択基準は、よい香り、心地よい苦みと辛み、そして味の数が多いことです。
味の数が多いということは、様々な食材と共通する味がありそれらが相性も良いということにもつながりま