す。“CENTONZE”は、まさに優しい香りがこくとなり、苦味と辛味が食材と中和し、味の数が多いことで野菜にも魚介類にも肉にも合う。そして、口の中でサラッと油脂分がきれていき香りの余韻がきれいに消えていく、そんな高貴なオイルなのです」。
*『織音寿し』は、下記のURLからご参照ください
http://www.alchecciano.com/olion-sushi/
【“CENTONZE”の家族と未来への道】
“CENTONZE農園”があるシチリア島西南部のトラーパニ県には、この島を植民地化したギリシャやローマ、イスラムなどの遺跡が今も数多く残っています。その後の時代にも侵攻してきたノルマン人、フランスやスペインが支配者となるという数奇な運命をたどり現在に至っています。
ギリシャ神殿の遺跡や城壁などの石組み跡がいまも遺る
タイムスリップしたような風景がこの島の数奇な歴史を物語る
“CENTONZE農園”では、千年樹と言われるオリーブの大木が城壁の石組みを砕いて天を見上げるように突き出し、今ではたわわなオリーブの実を稔らせています。
彼らは、家族を心から愛するように、従業員や地域の人たち、そこに棲んでいる動物や植物までも同様に相互に愛し愛される関係を大切にして暮らしています。
“CENTONZE”農園では今期、オリーブは5年ぶりの豊作でした
アフリカからの熱風シロッコに鍛えられた生命力をいただきご縁を結ぶ歓び
私たちと一緒にはじめて“CENTONZE農園”を訪ねた料理研究家・宮前真樹さんは、そのときの印象を次のように話しています。
「広大な農園に広がるオリーブの樹々が整然と並ぶ美しい景色に、まず心を打たれました。
彼らがどれほどの愛情を注いでオリーブを育て、生育を見守り、収穫をしたオリーブの実を精製する作業に精魂を込めているのかを感じて感動しました。農園には、ロバもいて、犬やネコがあちこちで遊び戯れ、様々な鳥のさえずりが鳴り響いている。そのうえ、陸亀までが自由に農園の中を歩き回る姿には驚きました。農園全体が楽園を絵に描いたような幸せ感に満ちていて、そこにいるだけで私も幸せのエネルギーをいっぱいいただきました」。
愛に溢れたエネルギーを受けて幸福感に満ちた宮前真樹さん
オリーブの樹の花言葉は、「平和」と「知恵」という2つの意味があると伝えられています。
古代の賢人たちの叡智が示した花言葉のメッセージ。
オリーブの「精」が目一杯に凝縮し、「平和」と「知恵」のエネルギーに満ち満ちたオイルを飲み干して、この時代をどのように生き抜いていくかということに思いを馳せる…。
幾多もの窮地を、持ち前の忍耐と天佑で乗り越えてきた両島(国)には、必ず明るい未来が拓かれていくことを祈念しています。
その一つの道として、今回のプロジェクトにご参加いただけましたら本望です。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
*亜細亜食品HP
http://asiashokuhin.com/international/centonze/