【はじめに・ご挨拶】
新しい1年が始まるこのとき、私たちのプロジェクトに目を留めてくださり厚く御礼を申し上げます。
私たち「味とサイエンス」は、「食品の目利き役として皆様に安心と安全をお約束し、何よりも美味しい食品をお届けすること」を信条としてきました。
今回、私たちのお取引先であり、またご家族とも深い親交がある“CENTONZE”ブランドの窮地に際して、微力ながら彼らを応援することができればと「生産地支援プロジェクト」を立ち上げ、ここに申請をさせていただきました。
まずイタリア・シチリア島で有機オリーブオイルを生産する“CENTONZE”の友人たちの牧歌的で陽気な平時の日常シーンを1本の映像にまとめました。ぜひご高覧ください。
“CENTONZE農園”での日常風景を1分ほどで紹介しています
5分超のロングバージョンもあります。下記のURLからご覧ください
*亜細亜食品株式会社国際部“CENTONZE”ページとなります
http://asiashokuhin.com/international/centonze/
【プロジェクトの目的】
イタリアでの「コロナパンデミック」は、当初より惨憺たる経過をたどり、今また変異したウイルスの脅威が、元来、陽気で楽天的な彼らを失意のどん底へと突き落としています。
私たちのプロジェクトは、クリスマス直前に彼らから届いたコロナ禍での現状を伝える緊急報告を受けて立ち上がりました。私たちに何ができるのか? 何をしたら彼らが喜び、明日への希望を抱いてくれるのか?
外出禁止、グループでの会食制限などで閑散とした“CENTONZE”農園
その答えが、クラウドファンディングで彼らへの応援・支援の協力を呼びかけよう、というものでした。これは、私たちにとっても大きな決断であり、初めての挑戦でもあります。
今回、ご支援していただける皆様には“CENTONZE”製品を最大47%割引の価格にて特別限定頒布をして、このプロジェクトへのご参加をお願いすることといたしました。
*“CENTONZE”製品の詳細説明は、下記のURLからご覧ください
現在、シチリア島を襲っているコロナ禍の影響を、簡単にご説明します。
本来、例年であれば『CENONE大晩餐』という大晦日の行事をはさみ、イタリア全土でクリスマス期から新年早々まで「食べよ、飲めよ、歌えよ」と大騒ぎをして祝うことが慣例の季節です。しかし現在、年末の「原則外出禁止」規制以来、外食や集団での会食も制限され、しめやかな期間となっています。EU諸国の中でも突出した死亡者を出したイタリアでは、中世の疫病(ペストパンデミック)以来の災禍が襲ってきた、という状況なのです。
温暖な地中海気候と大自然が息づく環境が残る農園では、30人のスタッフが働き
年間15万リットルのオリーブオイルが生産されています
これらの影響は、経済にも大打撃を与え、シチリアのGDPは、今年度は−9.5%に達すると予測され、農家の売り上げは80%減少したと言われています。オリーブオイル業界の影響は、
展示会や見本市などが次々と中止され、イタリア国内はもとよりフランスやアメリカなどへの輸出も滞り、彼らの高品質なオリーブオイルを輸出する機会は激減し、少なく見積もっても4割需要が落ち込んでいるという状況です。
【シチリア