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萩大島船団丸代表の坪内知佳です。
山口県萩市の離島・大島で「萩大島船団丸」を結成して10年。
今では全国7船団へと仲間が増え、ともに日本の漁業復興に挑戦しています。(2021年9月現在)
今回、全国の船団丸の現場から鮮魚や鮮魚の加工品等を一般のお客様がネットで直接購入できる自社ECサイト構築へ向け、応援いただきたくクラウドファンディングを実施します。
船団丸の始まりとなった萩大島は人口700人の小さな町です。
当初は周囲から「絶対に無理だ」と言われた船団丸も、10年の間に様々なメディアに取り上げられ、「日本の漁業を改革する六次産業モデル」と言っていただけるまでになりました。
モデルの中心となったのが、鮮魚を船から飲食店等に直接発送する「粋活ボックス(鮮魚ボックス)」です。
鮮魚ボックスは、水揚げされた魚に漁師が的確に処理(手当て)をおこない、最も良い状態で魚をお届けするサービスです。
鮮魚ボックス
漁師との衝突や都市部の飲食店への地道な営業活動を経て、現在では多くの飲食店や魚屋さん、鮮魚を扱う方々に活用いただいています。
次第に全国の様々な漁協からも「自分たちも六次化に挑戦したい」、「地域に水産業を残したい」といった問い合わせをもらうようになりました。
現在では、
北海道「北海岩内船団丸」
福島「福島まるごと船団丸」
千葉「千葉房総船団丸」
高知「須崎野見船団丸」
長崎「壱岐玄海船団丸」
鹿児島「薩摩川内船団丸」
と仲間が増え、日本の漁業を未来へ残すために日々、活動を行っています。
船団丸の仲間
しかし、ご存知の通り新型コロナウィルスにより飲食・観光産業は大打撃を受け、お世話になっている取引先の方々、我々の漁師仲間も休業、廃業を余儀なくされました。
そのような中で実施した前回のクラウドファンディングでは、飲食店とタッグを組み、レシピ付きの船団丸の魚とご家庭の食卓をつなげる取り組みにたくさんのご支援をいただきました。
多くのお客様から嬉しいお声をいただくとともに、飲食店などの非日常でしか提供できなかった船団丸の魚を、もっと日常的に食べていただける機会を作れないかとさらに強く思いました。
オンラインで全国の船団丸と会議をする中で、漁師からも熱い意見がでました。
ー自分たちが水揚げした魚をもっとたくさんの人に食べてほしいー
ー魚食文化を地元や子どもたちに残していきたいー
ーコロナで社会が変わって、自分たちももっと変わらなくてはいけないー
いつでもどこでもお客様が漁師とつながることのできる、ECサイト事業への展開を決意しました。
全国の船団丸でオンライン会議
目に見えないウィルスと戦う恐怖の中でも、少しでも皆さまの心の安心と身体の安全をサポートさせていただきたいという想いから船団丸のECサイトで取り扱う商品は、添加物や化学調味料などを使用しません。
塩は海塩や岩塩のみを使用し、漁師と共に試行錯誤を繰り返しながら、自然の味を引き立てるよう工夫しています。
例えば、北海岩内船団丸が取り扱う「いくら」と「鮭フレーク」。
この商品が完成するまでも長い道のりがありました。
まず、水揚げした鮭を丁寧に処理します。
通常、いくらや鮭フレークは発色を良くするためや保存期間を伸ばすために様々な化学調味料や添加物が使われています。しかし、北海岩内船団丸では一切それらを使用しないことに決めました。
旨味である昆布(北海道産)を細かく粉砕し、醤油も添加物等が含まれて