ラヴェル作曲《ソナチネ》を世界中に届けたい -木管×ハープ×弦楽四重奏の饗宴-

ラヴェル作曲《ソナチネ》を世界中に届けたい -木管×ハープ×弦楽四重奏の饗宴-
ラヴェル作曲《ソナチネ》の室内楽版をサブスクリクプション音楽配信サービスによって世界中に届けるプロジェクトです。『いつでも・どこでも・ハイクオリティ』な音楽を世界各地のたくさんの方に届けたい。木管×ハープ×弦楽四重奏による室内楽の魅力を、ラヴェルの名曲とともに楽しんで頂きたいと願っています。

活き活きと (Animé )

フルート・クラリネット・ハープ・弦楽四重奏のアンサンブルの響きを大いに楽しめる楽章です。ハープはグリッサンドによって音楽に緊張感をもたらし、それまであまり表に出てこなかったヴィオラ、チェロはソロパッセージで大活躍します。最後は、第一楽章の冒頭2音を繰り返しながら、7人全員のトゥッティで幕を閉じます。

楽譜だけつくっても、実際に演奏者によって”音”にしなければ、聴いてくださる方の耳に届きません。
本プロジェクトの演奏者はみな、僕が作った楽譜を演奏したことのある、信頼できる優秀な方々です!

作曲者のラヴェルも含めて、簡単にではありますが紹介させて頂きます。

Maurice Ravel モリス・ラヴェル (作曲)

1875年フランス南西部のバスク地方に生まれる。6歳よりピアノをはじめ、12歳より作曲をまなぶ。14歳から28歳までの間、パリ国立音楽院に在籍し、ガブリエル・フォーレに作曲を師事した。1898年(23歳)、2台のピアノのために作曲された《耳で聞く風景画》を発表し、作曲家としてデビューする。
1900年(25歳)から5回にわたってローマ賞を勝ち取ろうと試みるが、いずれも入賞できなかった。その後《ソナチネ》、《ダフニスとクロエ》《マ・メール・ロワ》などを発表し、1914年(39歳)第一次世界開戦が勃発、志願兵として出兵する。1917年(42歳)までトラック運転手として軍に服務した。
1928年(53歳)、4ヶ月に及ぶアメリカ演奏旅行の成功で、オックスフォード大学より名誉博士号を授与、世界的に有名になる。
晩年は、タクシー交通事故で脳障害となり、持病だった神経症が悪化。高名な脳外科医によって手術が行われたが、昏睡状態になり1937年12月28日(満62歳)に死亡した。

松岡 優 (フルート)

1998年生まれ。奈良県出身。10歳よりフルートを始める。第70回全日本学生音楽コンクール高校の部全国大会第3位。第26回奈良県高等学校管打楽器独奏コンクール金賞及びグランプリ。第一回東京国際フルートオーディショングランプリ。第21回びわ湖国際フルートコンクールジュニア部門入選。フルートカルテット「Con」メンバーで第19回日本フルートコンヴェンションin福岡2019 コンクール アンサンブル・アワード部門第1位受賞。奈良県立奈良高等学校を経て、東京藝術大学入学後渡仏、現在パリ地方音楽院に在籍中。同音楽院cycle spécialisé課程を審査員満場一致賞賛付きで修了。

瀬 千恵美 (クラリネット)

東京生まれ。3歳よりピアノを始め、12歳よりクラリネット を学ぶ。
都立総合芸術高等学校音楽科、東京藝術大学音楽学部器楽科を卒業。
2021年11月よりモーツァルテウム音楽大学修士課程に入学予定。
第8回ヤング・クラリネッティストコンクール ジュニアB部門および第9回同コンクール ヤング・アーティスト部門でともに第1位。2018年BCJクラリネット アカデミーにてビュッフェ・クランポン奨励賞。2021年小澤征爾音楽塾特別公演塾生。第10回日本クラリネットコンクール第3位。

浅野 華 (ハープ)

3歳よりピアノを、8歳よりハープを始める。過去にジュニアオーケストラや様々なアマチュアオーケストラ、チャリティーコンサートなどに出演。第10回横浜国際音楽コンクール高校生弦楽器部門第1位。第18回大阪国際音楽コンクールハープシニア部門第1位・松尾博賞。第24回静岡の名手たちオーディションに合格し、同コンサートに出演。第