らない、一体自分に何ができるのか・・・と思っていた心に、一本の道が通った感じでした。
<プロジェクトの経緯と想いを語りました>
偶然にも千葉県柏市に5DKの家が売りに出ているのを知り、それを購入することができました。
既に築43年が経っているためリフォームが必要でしたが、今回のプロジェクトに共感してくれた工務店さんがリフォームを引き受けてくれ、シェルターは2021年10月に稼働予定です。
<リフォーム中のシェルターの様子>
シェルターの運営は長年この分野で活動されてきた千葉県のNPOディープデモクラシー・センターさんが行います。
ディープデモクラシー・センターさんは、保護した人からお金は1円も受け取らず、個人の寄付や助成金でその活動をまかなっています。
またこのシェルターはシェアハウスではなく、社会復帰するまでの一時的な施設であり、短い人だと数日間、長い人でも1ヶ月程度の滞在となります。
自立を促し、どのように社会に復帰するかの支援もディープデモクラシー・センターさんが行っています。
本当に頭が下がる支援活動であり、こうしたNPOや組織が日本各地にあるおかげで、私たちの社会は支えてもらっているのだと気づかされました。
調べると様々な地域にこうしたホームレス支援や自立支援の団体があります。寄付も募っていると思いますので、そちらに協力していただいたり、物資支援されるのも大変助かるのではないかと思います。
そして、シェルターについて本当に大切なのはここからだと思っています。
リフォームを終え、布団や食料などを運び入れ、助けを求める方に寄り添う人がいて、社会復帰できるようにサポートする。
そしてシェルターは1軒では全然足りない。
これからの時代、シェルターはもっと必要になってくるのではないかと感じています。
だからこそ、このクラウドファンディングで応援していただき、仕事や家をなくして本当に困った時、助けてくれる人がいる、安心して眠り食べることができる仕組みを作っていきたいと思います。
資金の使い道
いただいた資金は、まず1軒目のシェルターリフォーム費用(110万円)に充て、それを超える金額が集まった場合は、シェルター運営費や2軒目のシェルター設立に使います。
このプロジェクトで目指すのは、単なる慈善事業として行うのではなく、社会事業(ソーシャルベンチャー)として拡張できるモデルを作ることです。
今回プロジェクトを進める中でわかったのは
・活動資金の不足
・物件をシェルターとして貸してくれる大家さんの不足
この2つが大きなネックということでした。
これらを解消するためには、シェルターを設立したい/物件を貸したい人がオーナーとなり、必要なリフォームを行った上で(水回りや室内の清潔さ、個室には鍵を付けるなど)相場より安価にNPOに貸し、中長期視点で収益化するモデルづくりだと思います。
一般的な不動産賃貸業より利益率は下がりますが、8〜10年かければ黒字化し、何より社会のセーフティーネットになることができます。
今回の具体的な数字を載せると、千葉県柏市にある「5DK+駐車場(2台分)」を月6万円でNPOに貸し出します。(なおNPOは前述の通り、保護した人からはお金をいただきません)
これは同エリアの家賃相場からすると安い金額ですが、設立費用が約650万円(※)のため、9年間使っていただければ黒字化となり、シェルターが不要となれば再度リフォームを施して通常の貸家に転用できます。
※本シェルター設立費用
・家屋