て、母がカットして冷蔵庫に冷やしていると、部屋中がピーチパインの甘~いかおりでいっぱいになりました。
あまりの美味しさに感動し、叔父たちの夢を助ける為にも大阪で販売できないか?と考えて、2019年の6月~7月Lilyleather Designでテスト販売をスタート。とにかく美味しく食べれる時期を逃してはならない!と必死で宣伝してパインを配りました。
革屋らしくキーホルダーを付けて販売
ピーチパイン兄弟もお手伝い!(笑)
❖手作りでチラシを作ってみたり・・・
大阪ではピーチパインは珍しく大好評で200個を完売いたしました。
さて、来年はどうしようか・・・・・・・?
天候に左右されるので収穫量が分からない事や、収穫してから美味しい期間に販売するのは大変、もし予想以上に収穫できたら完売できるだろうか・・・・。
小さなサイズのパインは出荷できずに廃棄処分をしている事も何とかしたい・・・。
など悩みもあり翌年以降の売り方を考えていました。
廃棄されるパイン。確かに小さすぎる・・・
❖そして2020年の4月 新型コロナの影響
地元の大阪は自粛要請なども影響し、本業の革の仕事もかなり制限され、お客様にお会いする事が難しい状況。収穫がはじまる5月まで残り一か月。大阪で販売できるのか頭を悩ませていた時、果物や野菜を加工して瓶詰めし、販売をしているブランドがあった事を思い出したのです。瓶詰めなら急いで販売をしなくても大丈夫だ!
「ピーチパインもったいないプロジェクト」本格スタートです!
とはいうものの・・・
何処で瓶詰め加工する!?すべて手探り
まずは、加工工場探しからのスタートでした!
ご縁があり、田舎にある素敵な工場に出会えました!
こんな素敵な小さな工場内で職人さんが丁寧に皮を剥き、刻み、煮込んで、瓶に詰める。味はどれもこれも味わった事がない程の美味しさです。 それもそのはず、約20年間も瓶詰めを専門にしているプロフェッショナルの職人が社長を務めている工場です。
ここにピーチパインの加工してもらいたい!ダメ元で、この工場に足を運び、ピーチパインを加工してもらえないかと相談したところパインは自社でも製造しているが、酵素が多いために使用するパインの状態によっては酵素が強すぎたりで出来ない場合もある。難しいかもしれないが収穫したパインを見てから考えましょう!とのお返事でした。
気になるパインの出来具合、収穫具合(規格不良)は・・・
叔父からの電話で、昨年(2019年)よりも小ぶりでパインとしては販売できないサイズが多いが味は昨年以上に甘く美味しいとの連絡が入りました。
せっかく出来たピーチパインを廃棄するのは勿体ない!もうこれはやるしかない!
加工すれば、1年間通して販売が出来るし、ステイホームが大切な今こそ食卓を楽しむ事の出来る【食】をお届けしようと決意しました。
沖縄からピーチパインが到着!
届いたピーチパインは本当に小さかった!!
ちっちゃ~!(笑)
手のひらより小さいけれど香りが強くて甘~い!
いよいよ製造スタート
工場はイチゴの収穫時期の後で冷凍庫はイチゴでいっぱい。パインを入れる余裕は無い為、急いで加工しなければならない状態で、本当に忙しい中でご無理を聞いて頂きました。
とにかく想像以上に小さなパインの革をむくのはとても大変だったと。すでに熟し始めていたパインの皮を手作業で急いで丁寧に剥き、種を取り除く作業をして下さいました。
ピーチパインの甘味が生きたジャムの完成です。
その頃から新型コロナ