村風景や地域の伝統文化を守る活動を展開しています。また、馬瀬地域の経済的発展のため、馬瀬川上流鮎、水源米馬瀬ひかりなど特産品のブランド化やPRに取り組んでいます。
馬瀬川の鮎火ぶり漁につきましては、地域の伝統文化として守るため平成24年からその復活、継承活動にも参加させていただき、ホテル美輝の里、地元の鮎取り隊の皆様のご尽力で馬瀬地域における観光の大きな目玉に育ってきました。
しかし、昨年からコロナ禍のため、温泉、馬瀬川の観光客が減少し火振り漁を楽しむ観光客の減少、運営費用の確保などその存続が極めて厳しい状況となっています。日本の河川でも現在数少ない場所でしか見られない、伝統漁法である火振り漁を後世に引き継いでゆくため、皆さまのご理解、ご支援を賜りたくよろしくお願い申し上げます。
下呂市馬瀬西村区区長 二村 輝男
地元・西村区の馬瀬川で、8月下旬から9月中旬に掛けて「伝統漁法の火ぶり漁」が開催されています。我が家は高台に位置しており、「火ぶり漁」が午後7時半位から始まります。松明を揺らしながら移動する様子が見えます。それは大変幻想的で、夏から初秋に掛けての風物詩になっております。
火ぶり漁近くの「水辺の館」では、ホテル美輝へ宿泊されるお客様が見学されておられ、この光景を見られ大変感激されています。この大変素晴らしい「馬瀬川上流の伝統漁法火ぶり」は、直接携わられるスタッフの方々は何かと御苦労をお掛けしますが、できれば未来永劫続けて頂きたく思います。
南飛騨馬瀬川観光協会事務局長 小川 智哉
暗闇の中、幻想的な灯火が馬瀬川に写し出される美しい光景が広がります。これまでの長い月日にかけ引き継がれてきた火ぶり漁は伝統漁法としての歴史を感じることができます子供から熟練の漁師までが暗闇の中の川で鮎を捕獲する技術にも感動を覚えます。
夏の間に大きく育った鮎が秋には落ち鮎として卵や白子を持ち、若鮎とは異なる食の魅力を楽しませてくれます。馬瀬の美しい景観である馬瀬川、引き継がれてきた伝統漁法、食の魅力としての馬瀬川上流鮎を火ぶり漁で味わう事ができると強く感じます。
農山村部には高齢化、人口減少といった様々な問題が火ぶり漁の継承にも大きな壁となってきました。魅力ある地域の伝統を維持することも地域の魅力、活力になると強く感じております。
南飛騨馬瀬川観光協会 副会長 二村 有三
馬瀬の伝統漁法である火ぶりを多くの方に知っていただきたい思いで取り組んでまいりましたが存続していくことが難しい状況になりました。火ぶりの火をこれからも灯し続けるためにも皆様方の支援をどうぞよろしくお願い致します。
最後に
コロナウィルスの影響による外出自粛で、下呂市・馬瀬地域への来訪客が激減し、それに伴い、伝統的な火ぶり漁も苦しい状況となりました。更には8月お盆期間の豪雨により、下呂に続く国道が流失し通行止めとなったため、私ども施設へ宿泊されるお客様のキャンセルも相次ぎました。
そのような中ではありますが、CAMPFIREが実施している「新型コロナウイルスサポートプログラム」というコロナ禍で被害が大きい起案者をサポートするという素晴らしい取り組みの審査に通過することができ、通常17%かかる手数料を5%にしていただけたことで、日本一に輝いた事のある『馬瀬川の鮎』を数量限定ではありますが、コスパ重視でお届けできる事となりました。
本プロジェクトを通じ、伝統の火ぶり漁を支えると共に、馬瀬川の鮎の魅力をたくさんの方に知って頂くきっかけになればと思います。暗い