入り口、左側はコミュニティスペース入り口となっていて、奥で繋がっています)
今年1月の仕事の休憩時間のこと。「どこか学校とは別で、島の子ども同士、子どもと大人がつながる場所があったらいいね」という何気ない会話をきっかけに、ミカタカフェの立ち上げが始まりました。子どもたちが学校の中では出会わないような人と出会える場所、地域の人がふらっと立ち寄ってやってみたいことを気軽に話せるような場所があることで、そこで人と人とのつながりができ、新しい気づきや挑戦が生まれる、そういうコミュニティスペースを思い描き、「ミカタカフェ」が誕生しました。
島の子どもたちの放課後の居場所や休日の定期イベントなどで利用する予定のコミュニティスペース、ゆくゆくは併設するカフェの売り上げが運営資金として当てられます。
”カフェを利用することで、島の子どもたちを応援できる”
ちょっとカフェに立ち寄って珈琲を飲む。直接的ではないけど、そんな形でみんなで島の子どもたちを応援していくことができないだろうか…「誰もが誰かのミカタになれる場所」、ミカタカフェにはそんな私たちの想いが込められています。
今回は、新しくオープンするミカタカフェの看板メニューともなる「大崎上島珈琲」を開発すべく、クラウドファンディングに踏み切りました。カフェ立ち上げに至った経緯や想いを先ほどお話しましたが、「そんなカフェで提供する珈琲だからこそ島の子どもたちと一緒につくたい!」と思い、高校生にも開発に関わってもらっています。
この珈琲開発を通して、高校生たちが「この島の魅力って何だろう?」、「島を知らない人に自分たちはどんなことを伝えたいんだろう?」そんな問いと向き合い、改めて自分たちが生活する島やそこに暮らす人を見つめ直し、それを表現する機会となったらいいなと思います。
SNSでコミュニティスペース/店舗の状況を発信しています。
■Facebook:https://www.facebook.com/mikatacafe
■instagram:https://www.instagram.com/mikatacafe0912/
私がこの珈琲開発プロジェクトに参加した理由は、大崎上島の良さを珈琲という一つの形にして多くの人に伝えたいと思ったからです。
私は小さな頃から大崎上島で育って、思えば今までにたくさんの島の魅力に出会いました。学校帰りに「おかえり。」と優しく声をかけてくれる、名前も知らないおばあちゃん。どこからともなくやってくる海と柑橘の香りに包まれた帰り道。でもそれは、身近なことすぎて、今まで深く考えたことはありませんでした。高校生になってから、『大崎上島学』という授業で島の良さについて改めて考える機会がありました。島外からやってきたクラスメイトと意見を交わすうちに、今まで自分が当たり前だと思っていたことが、実は大崎上島の大きな魅力であったことに気が付きました。
そんな時、珈琲開発プロジェクトのお話をいただいて、すぐに参加することを決めました。大崎上島の温かさををギュッと詰め込んだこの珈琲で、大崎上島に住んでいない方たちにも島の空気を感じてもらいたい。大崎上島に住む方たちにも、島の良さを改めて感じてもらいたい。そんな想いで、プロジェクトに取り組んでいます。この珈琲で、みなさんのホッとする時間のお手伝いができると嬉しいなと思います。
「島の魅力を感じられるドリップ珈琲とは何か」
プロジェクトチームのみんなで話